広々した駐車場があり、綺麗に整備された歩道で多くの松の中を歩けます。
長久保からクルマで国道142号を走って笠取峠の頂上を過ぎると、まもなく松並木公園の入り口に差しかかります。
そこの駐車場にクルマを置いて松並木の遊歩道を歩くことをおススメします。
この峠の国道は交通が激しいので、歩くのには不向きだからです。
公園入口の反対側にも300メートルほど松並木がありますが、こちらには駐車場はなく道も普通の舗装です。
松並木は国道で2つの部分に切り分けられる形です。
さて、公園駐車場の脇にはお手洗いや展望所あずまや、そして桜広場があります。
そこから北東に向かって1キロメートルほど石畳の遊歩道が続きます。
◆松並木の下の石畳の道◆歌川広重の東海道や中山道を描いた浮世絵には、松の巨樹の下を歩く旅人の姿が描かれたものがあります。
私は、あんなに大きな松を描いたのは誇張表現ではないかと思っていました。
ところが、あの絵は実際の風景の写生や旅人の体験談にもとづいて描かれたものなのです。
幹回りが二抱えもある松が街道沿いに並んでいたのです。
中山道ではただ一か所、松並木が残されている芦田宿手前の笠取峠の石畳の道を歩いてみると、そのことが実感できます。
樹齢300年ほどの老巨樹がまだ何十本か残されているのです。
とはいうものの、大きな松はマツクイムシにやられて次々と枯死しています。
あと何年かすると、江戸時代からの松は消滅するかもしれません。
笠取峠の松並木を見たいという人は、どうか早めに見に来てください。
昔訪れた時は松の大木だったが、松食い虫に負けて今は再生中。
ハイキングにはいいかも。
国道142号線沿いの笠取峠にあります。
この松並木は1604年におこなわれた街道の改修で植えられたもので、松の下で旅人が休めるようにと植えられたものです。
しかしいくら手入れをしていても、交通量の多い場所にある以上は排気ガスにさらされるので枯れてしまった松も多いそうです。
753本もあった松が68本まで減っているのですから何かしらの形で守らなければならないと思います。
名前 |
笠取峠の松並木 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
公衆トイレあり。
夏場は虫が多いので注意。