この施設の成り立ちとは。
昭和26年に大賀一郎博士により、オオガハスが発見された地。
オオガハスは、2000年前から存在したとされる蓮で花弁数は14〜24枚、花径は15〜28cmととても大きくて見応えのある一重咲きの蓮です。
花色は淡紅色。
極早咲き性。
以前は東京大角緑地植物実験所として日本の花ハス研究の中心を担っていましたが、平成24年からハス文化の継承と普及を目的として結成された「大賀ハスふるさとの会」に見本園の管理が引き継がれました。
毎年7月に「花園ハス祭り観蓮会」が開催され、この時だけ一般開放されています。
土日開放が多いようです。
オオガハスはもちろんさまざまな種類のハスを楽しめる夏の花スポットです。
ハスの花は4日間の命。
ジャストで見頃の時はうれしくなります。
入場時に記名と検温あり!
この施設の成り立ちとは。
1954年(昭和29年)9月 園芸実験所 開所造園用及び観賞用植物の収集、栽培、繁殖、利用に関する技術の教育と研究を目的として、当時、学生部所管、検見川の学寮があった場所に建設されました。
1965年(昭和40年)4月1日 農学部附属園芸実験所に改称官制化に伴い、学生部所管の土地が、薬学部所管分を除いて移管されました。
当初は学寮の食堂を研究室に使用していましたが、2年後、研究棟が建設されました。
1975年(昭和50年)4月1日 農学部附属緑地植物実験所に改称されました。
2004年(平成16年)4月1日 国立大学法人法施行により「国立大学法人 東京大学」となりました。
2004年(平成16年) 東京大学より施設集約の打診検見川総合運動場に農学部の実験農場施設を集約し、運動施設は他市へ移転すると地元に説明しました。
2007年(平成19年)8月 東京大学より施設集約を再度打診農学部附属緑地植物実験所を他市へ移転すると地元に説明しました。
2007年(平成19年)10月 東京大学が移転計画を正式説明用地売却のため、農学部附属緑地植物実験所を西東京市へ移転すると地元に移転計画を正式に説明しました。
直ちに地元自治会は、存続を求め署名活動を開始しました。
2008年(平成20年)12月10日 移転反対署名 29,395名分を東京大学に提出しました。
以後の署名分を含め総合計52,561名になりました。
2009年(平成21年)11月4日 千葉市長が附属緑地植物実験所を視察しました。
2010年(平成22年)4月1日 東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構設立、所在地を東京都西東京市に置きます。
農学生命科学研究科附属農場と同附属緑地植物実験所を改組し、同附属演習林、田無試験地(現 同附属演習林、田無演習林)の教育研究機能を取り入れた組織です。
2012年(平成24年)3月31日 東京大学大学院農学生命科学研究科附属緑地植物実験所閉所1954年の開所以来当初の目的の元、数多くの蓮の新品種を作り出して来ましたが、国立大学法人移行による合理化によって、千葉市、千葉市議会の要請、5万名を超える署名も虚しく当地での役目を終了し、その機能は附属生態調和農学機構へ移管されました。
ハス見本園は、田無キャンパスへ移転しました。
2012年(平成24年)5月 東京大学条件付きで、地元による管理を認めました。
東京大学から千葉市が借り受け、地元がハスの栽培と管理をすることに合意しましたが、用地が売却されるまでの条件付きとなりました。
正面玄関門柱に東京大学大学院農学生命科学研究科附属緑地植物実験所の表示がありますが、東京大学大学院の組織には入っていません。
2012年(平成24年)6月 ハスの栽培と管理のために「大賀ハスのふるさとの会」結成、花見川区自主企画事業として維持管理、観蓮会等を主催しています。
名前 |
東京大学旧緑地植物実験所(ハス品種見本園) |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.7 |
ハス品種見本園を東京大学から「大賀ハスのふるさとの会」が管理を引き継ぎ、観蓮会などを行なっている場所です。
大賀ハス(隣接する東大グラウンドで大賀一郎博士や花園中学校生徒らにより種が発掘された2000年前の古代ハス)をはじめ世界各地から集められた100種類以上のハスが展示されています。
一般公開(観蓮会)は毎年7月に行われ、2022年は7月9日から24日までの土日祝の午前6時から10時まで行われています。
ハスの花が開花する瞬間を見たい方は、早朝に行くことをおすすめします。
また当地の大賀ハスの開花時期は主に6月で、観蓮会の時期には咲いていないことが多いため、大賀ハスそのものを見るのであれば近隣の花園公民館やしらさぎ公園、もしくは千葉公園などで見ることができます。
観蓮会では、大賀ハスの歴史などがよくわかるパネル展示も行われています。