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名前 |
神明町の庚申塔・馬頭観音 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
日本人は世界でも稀にみる動物愛に満ちていると思います。
馬を母屋の一隅で飼育し、馬と共に生活していた時代、農耕の貴重な労働力として大切にしていた人々に馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれることになります。
そして農家では農耕馬の、馬の産地では仔馬の、馬を生業にしていた人にとっても馬の安全を祈ったり、死んだ馬の冥福を祈る理由で馬頭観音が日本各地に建立されました。
この馬頭観音には江戸時代末期の「慶応」が刻まれています。
江戸幕府軍が朝廷軍に敗れ、大政奉還から明治時代になろうとする頃のものです。
そして、昭和30年以降の科学技術の発達に伴い、馬は耕運機からトラクターにとって代わられることになり、馬頭観音石塔は歴史の中で生きることになりました。