名前 |
稲荷神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
陰陽師、安倍晴明と白狐晴明神社に寄り添う、稲荷神社平安時代1007年、第66代・一条天皇の勅旨により、安倍晴明は稲荷大神の生まれ変わりだとし現在の京都府上京区居住地に晴明神社が建立されました。
それが伝説化し安倍晴明は、 稲荷の狐が化身した女性(葛の葉)と人間の男性との間に生まれた子として伝わるようになりました。
「葛の葉伝説」と呼ばれ、江戸時代には、「蘆屋道満大内鑑」(通称「葛の葉」)などと題された人形浄瑠璃や歌舞伎が大流行します。
「葛の葉伝説」とは以下のような物語です。
村上天皇の時代、摂津国東生郡の安倍野(現:大阪市阿倍野区)に住んでいた安倍保名が信太の森を訪れた際、狩人に追われていた白狐を助けその際に安倍保名は、怪我をしてしまいます。
そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどけます。
葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、結婚して『童子丸』という子供が授かります。
しかし、『童子丸』が5歳のとき、葛の葉の正体が、保名に助けられた白狐であることが知れてしまいました。
全ては稲荷大明神(宇迦之御魂神)の仰せである事を告白し、『童子丸』を残して、葛の葉は信太の森へと帰っていったという物語です。
この、『童子丸』は安倍晴明の幼名とされます。
『童子丸』を思う母の思いは、万世変わることはありません。
ここには、晴明神社に寄り添う、稲荷神社があり「葛の葉伝説」を思い起こしてしまうのでした。