名前 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構那珂核融合研究所 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.2 |
原子力関係の講座の施設見学会で、話に聞くだけで、どちらかと言うと、SFや空想の世界の話として捉えていた核融合の研究施設が、実際に日本に在るのを確認できて大変有意義でした。
また、先日ニュースで取り上げられていた、アメリカでの「注入したエネルギー以上のエネルギーが取り出された」よりも効率よく取り出されている話を伺って、とても心強く感じました。
ITER(イーター)と呼ばれる、人類初の核融合実験炉を実現しようとする超大型国際プロジェクトが進んでいて、その基幹となる様な部品の一部が日本で製造され、フランスの建設予定地に送られている話は、夢の実現への大きな一歩としてとても期待が持てるものでした。
ITER計画は、2025年の運転開始を目指し、日本・欧州・米国・ロシア・韓国・中国・インドの7極により進められているそうです。
「ITER」はラテン語で道という意味を持ち、核融合実用化への道・地球のための国際協力への道という願いが込められていて、最短なら30年後には実用が可能という話もあるようなので、夢のエネルギーが現実のものとなって、少しは世界の平和に役立って欲しいと願っています。
研究所の皆さん、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
*「International Thermonuclear Experimental Reactor (国際熱核融合実験炉)」が「ITER」の語源。