名前 |
奥多摩温泉神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
延文6年(1361年)10月28日 原讃岐守直義の勧請によるとある。
この町第一の古社である。
❶【参考 温泉神社 奥多摩誌資料集】温泉神社もともと小河内温泉鶴の湯の湯壺のかたわらにあって、湯屋権現(武蔵風土記には熊野社)とよび宝暦15年(1765年)、熊野三社大権現と改め、明治3年(1870年)温泉神社と改称されたが、小河内貯水池建設のため現在地へ移建された。
現社殿は明治6年(1873年)再建のもので、本町内にはめずらしく見事な彫刻に飾られた社殿で、いかにも権現社らしい感触がある。
(熊野は「ゆや」とよむ)武蔵風土記はこの旧社を熊野社として「除地1反7畝18歩、小名湯場にあり、社地入口及び本社の前に石階あり。
本社はわずかに5尺4方、神体は幣帛(へいはく)、神鏡は径8寸、中に当社の本地仏 3体の像をほれり、裏に延文6辛丑(1361年)の文字見ゆ、その社伝にも延文6年(1361年)10月29日の起立といへばふるき社なり。
例祭 正月、6月 共に18日を用、村民持 末社、飛竜権現社、丹生明神社」とある。
神鏡は表に熊野3所権現の神像と花立が鋳出され裏に「延文6年かのとうし10月29日」と線刻されている。
社伝にも延文6年(1361年)10月28日 原讃岐守直義(小河内原の原島氏はこの原氏の跡を襲ぐといわれる)の勧請によるとあるので、古社として証明できることでは本町第一。
社前に小河内温泉の碑と水天宮、稲荷大明神、地蔵菩薩等の碑塔が建てられてる。
小河内温泉の碑は文政4年(1821年)の建立。
もとこの社の境内社だった飛竜権現は熊野那智権現の御神体である那智滝の神名であり、丹生明神は原島氏の祖神であり、又、水神である。