横に設置されていた案内板にはこう書かれていました。
旧西鉄待合所は保存の為、小屋の中です。
ガラス越しに見えますが、ガラスが光ってよく見えません。
名前 |
筑紫平和祈念館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
092-922-1911 |
住所 |
ふれあい 公園 内, 635-3 筑紫 筑紫野市 福岡県 818-0025 日本 |
評価 |
4.0 |
横に設置されていた案内板にはこう書かれていました。
「昭和二〇年八月八日、福岡発九時二五分の下り列車(二両編成)は井尻付近で空襲警報のため停車、ほぼ満員の二〇〇名余の乗客は一旦車外に非難した。
北部九州が何度目かの空襲を受けた日で、戦爆連合一八〇機の編隊が井尻上空を通過したのが目撃された。
警報は一時間余で解除され、乗客はふたたび電車に乗り込んで、電車が筑紫駅に近づいてたのは、昼近くであった。
おりしもグラマン数機が上り列車(二両編成)に機銃掃射を加えているのを目撃、急停車して乗客避難を開始する間もなく、たちまち機銃掃射を受けた。
これによって、上り列車の乗客二〇名のうち即死八名、下り列車の乗客二〇〇余名のうち即死五六名、負傷者一〇〇余名という莫大な被害を受けた。
わずか五~六分間の出来事であった。
終戦まであと一週間という日の惨劇である。
」と西日本鉄道株式会社七〇年誌は筑紫駅空襲の模様を記載しています。
この駅舎の屋根には当時の米軍機の弾痕が残されています。
わたしたちの身近は所で起きた戦争の惨劇が永く語り継がれ、この駅舎が平和の礎石として活かされることを願って保存するものです。
またこの駅舎は大正一三年四月に開通した急行電車のホーム待合室として昭和初期に建設されたもので現存する駅舎の中では最も古いものでもあります。