以前市内にあった資料館を移設した本格的な記念館です...
小津安二郎松阪記念館 / / .
以前市内にあった資料館を移設した本格的な記念館です。
小津安二郎の身の回りの品々や貴重な手紙・写真などがあり、充実しています。
私が初めて小津安二郎の存在を知ったのはヴィム・ヴェンダース監督の「東京画」だったと記憶しています。
DVDではなくビデオの時代、自分に合う映画をディグってた頃です。
いや 、レンタルではなく関西テレビ深夜の映画放送だったかも。
(当時は本当に良い映画を深夜に放送してたんです)でも私って熱心な映画好きって訳でもなくて、自分の好みの映画を緩く探しているだけでした。
ファンになったアキ・カウリスマキ、ジム・ジャームッシュが熱心な小津信者だったと、後から知った時は神の啓示・導きに似た物を感じました。
あのカット、あのセリフは小津に対するオマージュだったのかと。
そしたら、もう小津作品を観るのが怖くなってきて 小津の影響下にある海外監督の作品をチェックし始めたのです。
それがもう尽く素晴らしい映画を作る監督ばかり。
(台湾の侯孝賢とかイランのアッバス・キアロスタミとか)そして恐る恐る観たのが「東京物語」、私の予感は当たりました。
これ以上素晴らしい映画って今後もう観ないだろうって、今後もう映画観る必要ないじゃん!この記念館で観れるビデオが秀逸です。
小津映画のように淡々と小津を語ります。
ここで岩下志麻さんも語っているのですが、徹底してリアルな心理描写、小津作品やその影響を受けた監督達にはリアルな心理描写が有ります。
単純な喜怒哀楽ではなくて。
小津にとって多感な時期を過ごしたのが此処松坂で、松坂時代が作品に色濃く影響されている事が解ります。
名前 |
小津安二郎松阪記念館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0598-23-2381 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.5 |
一見の価値あり。
100円は安すぎ。
Pに難あり。