名前 |
安藤井手(用水路) |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.0 |
20200921 八東川からの取水口はどの辺りかな?と西御門を訪ねてみました。
当時の取水箇所ではないかも知れませんが今現在の取水箇所には間違いありません。
郡家町郡家(こうげ)から西御門に向かい国道29号線(八東往来)の(通り谷峠)の最高地に差し掛かる付近、道に沿う用水路が通り、豊かに水が郡家、宮谷に向かい流れ下ります。
もう少しで江戸幕末文政期に約3年を費やして完成させた「安藤井手」の顕彰碑が建つ(弁財天宮)に辿り着きます。
特に弁財天宮を勧請したこの下のトンネルの岩石を掘り進めた工事が最も難関で、タガネと金づちで少しずつ開削する大変な作業で456メートル進むに2年近くを費やしました。
「安藤井手」はここから約6キロ上流の八東川から安井宮前を取水口として、安井宿、大門、殿、市谷、西御門の5箇所からも取水をし、通り谷峠の難工事を経て郡家、宮谷までの各村に引水する延長10.8㎞に及ぶ大用水路です。
202009005 午後、(通り谷穴井手跡)等の用水路の掘削の様子を想像し難工事に携わった延べ25万7483人の人夫方の並々でないご苦労とこの工事の指揮に従事した安藤伊右衛門の強い決意と実行力は後世に語り続けられています。