名前 |
金岬砲台跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.5 |
昭和初期まで舞鶴要塞に所属していた砲台の遺構。
起工 明治31年7月、竣工 明治33年2月。
要塞整理策により昭和9年3月に廃止されている。
備砲は21cmキャノン砲4門 (4砲座)、15cmキャノン砲4門 (2砲座) の計8門。
かなり大型の施設だったが、太平洋戦争時には既に完全に放棄され、偽砲台としても使用されなかったようだ。
現地には瓶や茶碗など生活用品も残留しているが、1921年から1933年(S8)まで存在した日本麦酒鑛泉株式会社のビール瓶が落ちていた。
90年以上、時が止まっている。
現地へは、かつては立派な軍道が通っていて、現在も通じてはいるが、落石、倒木が多く、崩落箇所もある。
そのため徒歩でしか行けない。
舞鶴のレンガ倉庫周辺が近年の軍艦ブームもあって人気な割に、ここは今では訪問者も少ないようだが、放置されているわりに保存状態は良い。
まるで幻想世界のラビリンス。
舞鶴要塞の他の砲台跡と比べても、規模や保存状態、幻想的な佇まいの点で一歩抜きん出た素晴らしい遺構と感じた。
せめてこのままの状態で、荒らされもせずに残っていてほしい。
(どっかのしょーもない人がアクエリアス缶と栄養剤の瓶捨てていたがな。
それぐらい持ち帰れんのかな?)槇山公園(槇山砲台跡)への舗装車道(これも軍道の名残)の途中に当砲台への分岐点がある。
そこから現地へ1kmほど、中年の普通のオッサンの脚で徒歩15分ほどで到着。
平坦な道だがやや荒れているので、トレッキングシューズやストックなど軽登山の装備があった方が良い。
念のため熊鈴も。