名前 |
小禄ノロ殿内 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.0 |
琉球王国時代、首里王府より任命されえた小禄間切小禄村のノロの屋敷跡。
ノロは正式には「のろくもい」と記されるが、通常「ノロ」または「ヌールと呼ばれ、管轄する1~3の村落のウマチー(稲や麦の祭)など農耕儀礼をはじめとする村落祭祀の中心的役割を担った。
15~16世紀にかけ「聞得大君」を頂点とする神女組織が整備されると、沖縄本島をはじめ奄美大島から八重山諸島に至るまで、村落ごとに王府からノロ(宮古、八重山ではツカサと呼ぶ)が任命された。
小禄間切には小禄、儀間、赤嶺、大嶺、具志の各村にノロが置かれ、管轄する村や隣接する村落の祭祀に関わった。
照屋家は屋号を「ノロ殿内」といい、王国時代、小禄ノロは代々照屋家の女性から任命された、1879年の沖縄県設置により、王府の任命によるノロ制度は崩落したが、小禄ノロ殿内のようにノロが現在でも引き継がれ、村落の祭祀に関わっている地域もある。
なお、照屋家は、屋敷横の石畳道や石垣など戦前のたたずまいをのこしており、往時の様子を今に伝えている。
また、母屋の前の建物は「前の殿内」とい、「ノロ火の神」を祀っている。
-案内板より-