名前 |
萬乗醸造外井戸 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
名古屋市内には五つの酒蔵があり、酒造りに適した地下水が豊富な大高地区にそのうち三軒が集中しています。
元禄年間に始まったとされる大高の酒造業は明治半ばに最盛期を迎え、当時は九軒もの酒蔵が軒を連ねていました。
この井戸は明治初期に萬乗醸造が醸造場を拡張した際に飛び地に増設したもので、昭和に入ってさらに井戸の数を増やしたそうです。
常滑焼製とコンクリート造りの計六基の井戸が国の登録有形文化財になっており、近年まで地下水の汲み上げに使用されていたとのことです。
現地に解説板がないので一見しただけでは何の施設か分からないですが、大高の酒造業が発展していく過程を物語る貴重な歴史的遺構です。