名前 |
久保浜跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
三篠川の舟運の川湊の跡です。
三篠川流域は舟運が盛んで、「久保浜」は上流地から積み出された年貢米などの荷物を積み替えるための中継湊として、元禄3(1690)年に開設されたそうです。
周辺には問屋施設等があり、この久保浜の問屋で取引される米の値段は、「久保相場」と呼ばれ、この辺り一帯の標準価格になっており、地方経済の中心地として賑わったとのことです。
その後、芸備鉄道の開通とともに舟運が廃れるとともに久保浜も姿を消したそうです。
なお、「久保浜」から上流に500m上ったあたりには、絶景とされる「轟の瀬」があり、三篠川舟運の難所の一つとしても数えられ、舟唄にも唄われたそうです。
参考文献白木町郷土史連絡協議会「白木町見どころマップ」 2008永井彌六「わがふるさと芸州三田」 渓水社,1983,186-189p)