名前 |
霊南坂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.4 |
ホテルオークラの脇を登る坂が霊南坂。
蔦が覆っているのを少しめくると隙間なく整然と組まれた。
石墨、すだれ仕上げと言って斜め線の模様が入っている。
大名屋敷の周囲の石垣の特徴がそのまま残っている。
このホテルは、川越藩、松平大和守の敷地であった。
他に潮見坂、江戸見坂がこの屋敷を囲った坂である。
一きわ高くなった台地から、江戸の町や海が見えたに違いない。
当時大名屋敷の多くは快適な大地に建てられた。
そこには長い坂道が刻まれ、塀が連綿と続いていた。
もう一つ、この霊南坂の特色は右側にアメリカ大使館の白い餅が続いている。
緑と白の見事なコントラストがすてきな印象を与えている。
さていつも思っていた、何故ここを霊南坂というのか山口百恵と友和式を挙げた霊南坂教会から着いたのか?それは違った。
江戸時代初期、高輪の東禅寺が嶺南庵としてここにあり、開山嶺南和尚の名を取ったが、いつの間にか“嶺”が“霊”となった。
とある。
をれにしても嶺を霊に変えるとは。
霊はちょっと怖くて嫌だな。