なかなか立派な神社。
リトルプレス「おかやま街歩きノオト」で、こちらの鹿の狛犬を知り伺いました。
調べてみると狛犬の鹿版は日本でもかなり珍しいそうで、しかもこちらは備前焼。
もっと知られていても良いはずなのに、岡山の人どころか、この辺りの人と私のような一部マニアの方しか知らないレベルなのが残念です。
岡山市内だけでも歴史ある神社仏閣の、こうした珍しいモノは多く、出来たら自治体をあげてアピールして欲しい気もします。
リトルプレス掲載時には、鹿の狛犬は普通に拝観出来る感じでしたが、今回訪ねてみると金網の檻みたいなモノの中で鎮座していて、なんか動物園か飼育されてる鹿のようで可愛そうな気がしました。
見た感じ雄雌の二対で、よく見ると雌の足元には子鹿が。
まるでお母さんに子鹿がじゃれてるようでほのぼのなんですが、やはり金網の檻が窮屈そうに感じます。
何年か前、岡山では備前焼の狛犬の盗難騒動があり。
依頼、神社仏閣では狛犬を始め貴重なモノに盗難対策を施したところが増えました。
当たり前と言えばそれまでですが。
古来、引き継がれてきたモノを、現代になり縛り付けたり気軽に拝観出来なくなってる様は悲しいです。
また、こちらの彫物細工は当時の名匠作のようで、思わず見入ってしまいます。
職人の拘りと建立した方(地域の方々)の思い入れを感じます。
日頃は無住(神社は無住とは言わないですね)であり開放された兼基春日神社さんだけに、先の鹿の狛犬を始め、徐々に制限(管理)されていく様は心が痛みました。
国道250号線から少し入った住宅街の中にある、なかなか立派な神社。
道はやや細いが困るほどではなく、何より駐車場があるのがありがたい(おそらく4,5台ほどは駐車できる)。
全体の構成としては鳥居、狛犬・燈籠、随神門、狛犬、拝殿・幣殿・本殿、というもので、多くの境内社を擁する。
なお鳥居には「春日大明神」とある。
何より目を引かれるのが拝殿・本殿の彫刻で、眼が嵌め込まれているため今にもこちらを向いて動き出しそうなほどで、また本殿前には神の使いである鹿の置物もあるがこれまた精巧に作られている。
多くの境内社を擁するがその説明はなく、春日神社の沿革なども不明であるのが少し残念(調べれば多少はわかるけれど)
名前 |
春日神社 |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
086-942-2850 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
3.8 |
鹿の狛犬を見に行って来ました。
金網に囲まれていましたが、はっきり鹿と分かります。