わけあって浪人し、宝暦10年(1760)頃天草に来...
下浦石工元祖松室五郎左衛門碑 / / .
名前 |
下浦石工元祖松室五郎左衛門碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
下浦石工の元祖と伝えられる松室五郎左衛門は、元肥前国白石藩(佐賀県杵島郡白石)の藩士で、わけあって浪人し、宝暦10年(1760)頃天草に来て、下浦村石場に移り住み石工となった。
島民に石工技術を教え、石工業の発展に寄与し、天明3年(1783)に没した。
したがって、下浦石工は江戸中期頃より活躍した石工集団である。
天草各地の墓碑、鳥居、石橋の多くを製作し、さらに海運を利用し九州各地で石造物を手がけた。
玉東町周辺に残る西南戦争時の官軍墓地や長崎市のオランダ坂・グラバー邸の石畳も下浦石工の手によるものである。