名前 |
柚の木地蔵(疣取り地蔵) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
柚の木地蔵(疣取り地蔵)ゆずのきじぞう(いぼとりじぞう)鎮座地 静岡県袋井市見取訪問日 2022/11/17袋井市見取公会堂前の広場の南隅に鎮座するお地蔵様です。
この地に、300年以上前からあるそうです。
真ん中にお地蔵様があり、左右に五輪塔が祀られてます。
この柚の木地蔵には、こんな言い伝えがあるそうです。
★袋井に伝わる昔話より~昔、見取村に「藤左衛門」という庄屋があり、「りゅう」という9歳になる美しい娘がいました。
この娘には、どうした事か急に「イボ」が身体中に出来て見苦しくなってしまうと、母親が「これは大変、柚の木地蔵様にお願いしてみましょう」と近くの柚の木地蔵様に御参りに行きました。
すると、一緒に来た妹の「しん」が両手を合わせて、「お姉さんのイボを取ってくれるなら、私は、イボが出来ても構いません」と言って拝みました。
これを聞いた母親は、「そんな事を言ってはいけません!イボが出来たらどうします」と叱りました。
それから、3日程すると姉のイボは消えて無くなりましたが、妹にイボが出来てしまったので、母親は妹を連れてもう一度、柚の木地蔵様にお参りして、妹のイボも治してくださる様に一生懸命に拝みました。
するとお地蔵様は、これも、直ぐに聞き届けてくださり、妹のイボも程なく取れてしまったという事です。
こんな事から、土地の人は「疣(イボ)取り地蔵」と呼ぶ様になりました。