名前 |
屯田兵屋 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
昭和56年(1981年)9月1日に、滝川市の指定文化財として指定された建築遺産です。
この屯田兵屋は、南江部乙の2棟+北滝川の1棟を組み合わせて、ニコイチならぬサンコイチで復元されました。
明治27年(1894年)5月、南北江部乙に400戸、計1788人が入植したことが、旧江部乙町の始まりです。
屯田兵屋は、入植の1・2年前に建てられたと見られており、当時の建物のうち、状態の良いものを移築したのがこちらになります。
ちなみに、屯田兵たちが入植した当時、建っていたのは建物だけで、周囲は薄暗い原生林に覆われていました。
つまり、家財道具はある程度用意してやるから、周辺の開拓はお前らが自力でやれ!軍事訓練も忘れるな!そういうことです。
なお、屯田兵屋は、滝川側は主に樺戸集治監(つまり月形刑務所の囚人たち)が、江部乙側は大倉組が建設しました。
建物の仕様は、木造平屋建て、間口5間(約9.1メートル)、奥行3間半(約3.6メートル)、床面積約17坪(57.85平方メートル)で、柾ぶきの屋根には煙出しが付いています。
内部には当時の生活道具や民具が展示されており、どなたでも見学できるとのこと。
開館期間は5月~10月、観覧時間は9時00分~16時30分。
休館日は日曜日で、入館料は無料となっています。
普段は施錠されており、見学を希望される方は、農村環境改善センターにお問い合わせください。