1940年に地元の人々の有志で建て変えられたもの。
1843年に建てられたとされるこの庚申塔は、1940年に地元の人々の有志で建て変えられたもの。
手が6本ある青面金剛の仏像で、恐ろしい形相で邪鬼を踏みつけ、その下には、一般的な庚申塔と同じく、三猿の姿が見えます。
この庚申塔の謂れについて、「中原街道と周辺の今昔」では、このように書かれています。
昔の人々は「人の身体に三尺という小さな虫がいて、60日毎に回ってくる庚申の日に、天の神へ悪口を言いに行く」という言い伝えを信じ、その日が来ると眠らないでお祭りをし、虫が天に行くのを防いだという。
そして、この油屋の庚申塔がある小杉御殿町では、2、30年前頃まで、庚申の日(60日に一度)に講中の6軒ほどがそれぞれの家に集まり、夕食会をする習慣があったそうです。
青面金剛像の掛け軸をかけ、お供えをして線香をたて、そこでお酒やご馳走をいただくこの集会は、娯楽のない時代の楽しみのひとつでもあったと言われています。
川崎歴史ガイドには、「庚申塔と大師道」という名前で紹介されています。
三猿信仰がよく分かる庚申塔。
名前 |
油屋の庚申塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
関連サイト | |
評価 |
4.0 |
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大師道の道標があり、府中街道の旧道を知ることができる。