能ヶ谷の池田神職が駐在する栗木御嶽神社で御朱印符を...
能ヶ谷の池田神職が駐在する栗木御嶽神社で御朱印符を頂ける様になりました。
2時間の散歩の合間に疲れて、座りたくて立ち寄りました。
階段に座ってなかなか落ち着く所でした。
手入れされてるいい空間だと思います。
この町谷八坂神社は元々町谷の山王神社であったと言います。
(文政13年(1830年)に幕府の昌平坂学問所で編纂された新編武蔵風土記稿の多磨郡木曾郷鶴間村の項に「山王二社」の記載がありますがこの一社が本社と言われます。
山王神社は元来比叡山延暦寺の守護神でしたが神仏習合され全国に広がりました。
日吉神社・日枝神社(ひよしじんじゃ、ひえじんじゃ)とともに山王信仰に基づいて日吉大社より勧請を受けた神社です。
)それがいつの時代か八坂神社と改称されたようです。
現在は鶴間熊野神社の境外社になっています。
(宮司さんも鶴間熊野神社と共通です。
)八坂神社は京都の夏の風物詩「コンチキチンの祇園囃子(ぎおんばやし)」と山鉾巡行で有名な「祇園祭」を行う神社です。
この八坂神社を総本社とする神社は、全国に2000社以上あるそうです。
ご祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト·その系図は古事記と日本書紀で異なりますが日本書紀では天照大神(太陽を神格化した神であり、皇室の祖神(皇祖神)とされる)の弟神になります。
)さて町谷八坂神社は道路から階段で登ります。
新しく綺麗に整備された階段です。
階段の上には石の鳥居、正面に社殿、左手に手水舎右手に社務所が配置されています。
境内に人気はありませんが綺麗に清掃され塵一つ落ちていません。
管理されている地域の方々の心遣いを感じます。
社殿の背後は深い森になっており狭い境内ながら心静かにお詣りすることが出来ました。
なお、この神社は悪病除けにご利益があるとされ、お祭りは7月13日とのことです。
なお境内には二基の庚申塔が祀られ、いずれも正面に六臂の青面金剛像が刻まれ、そのニ臂は合掌、他の四臂に日月や剣等を持っています。
青面金剛の足元には「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿が刻まれています。
これは庚申が干支(えと)の「かのえさる」のことなので庚申塔には三猿がよく彫られるのです。
青面金剛は庚申講の本尊として知られ、三尸(さんし)を押さえる神とされます。
庚申講(庚申待ち)とは、人間の体内にいる三尸虫(さんしちゅう)という虫が、庚申の日の夜寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くとされ、その報告により寿命が縮んだり、死後地獄に落ちたりすることを避けるため、庚申の日の夜は夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀り、勤行をしたり宴会をしたりする風習です。
町谷八坂神社は広くはないですがこの地域の歴史を考えさせてくれる由緒ある神社だと思いました。
名前 |
町谷八坂神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.4 |
坂の途中にある神社です。