由緒ある鶴岡八幡宮所縁の地静かな境内。
由比若宮 元八幡社務所 / / .
56. 若宮八幡(元八幡)河内源氏・源頼朝(頼朝の父)の先祖、源頼義は、その子義家とともに「前九年の役」(1051~1062年)において奥州の豪族、安倍氏を討伐しました。
さきに京都を出陣したとき、京都石清水八幡宮に戦勝祈願をしていた源頼義は、そのお礼として1063年、石清水八幡宮をこの地・鎌倉に勧請した。
これがいまの由比若宮、あるいは元八幡です。
それから18年後の永保元年(1081)2月、頼義の嫡男八幡太郎義家は、陸奥守として任地に下向する途中、鎌倉に立ち寄り、由比若宮に修復を加え、何ごとかを祈念した。
そして永保3年(1083)9月、果たして清原一族の内紛から、後三年の役が勃発した。
もちろんこれも、源家の勝利だった。
やはり効験はあったのである。
この歴史は、鎌倉という土地が鎌倉幕府成立以前から関東及び以北における要衝の地であったこと考えられる。
治承4年(1180)10月6日、大軍を引き連れて鎌倉入りた頼朝は、翌朝早く、まず元八幡を遥かから拝んだという。
治承4年(1180)10月12日、元八幡の移転が挙行された。
きわめて簡素、かつ素朴なものだったらしい。
建立当時の鶴岡八幡宮は、現在の石段の下に位置していたようである。
名前 |
由比若宮 元八幡社務所 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
鎌倉の歴史はここから始まった、と言っても良いくらいの由緒正しい神社です。
大人気の鶴岡八幡宮と比べると地味で人気も無いですが、なんだがほっこりする良い神社でした。
すぐ近くのしめ縄をした民家を訪ねると、書置きですが500円で由比若宮の御朱印を授与頂きました。
良い参拝記念になりました。