鎌倉にはよくある史蹟です。
源頼朝の親戚筋で北条政子の妹を妻とし、鎌倉幕府開幕に貢献した源氏の名門・足利義康が屋敷を構えて以来200年、子孫がこの地に居住した。
室町幕府を開いた足利尊氏もここに居住し幕府開幕後に京都に移った後は、2代将軍義詮の弟・基氏が関東管領としてここで政務を摂り東国を収めた。
現在は地元青年団が建てさ石碑のみが住宅地の一角に残る。
大通りより數メートル山側。
石碑のみあり。
以下刻まれる。
足利公方邸舊蹟頼朝開府ノ初足利義兼居ヲ此ノ地ニトシテ以来ニ百數十年間子孫相嗣イテ此ニ住ス尊氏覇ヲ握リテ京都ニ遷ルノ後其ノ子義詮ニ代将軍トナリテ京都ノ邸ヲ嗣ギ義詮ノ弟基氏關東管領トナリテ兵馬ノ權シ此ノ邸ニ執ル而シテ之ヲ子孫ニ傳フ子孫京都ニ此擬シテ公方ト僣稱ス亨徳四年公方成氏執事上杉憲忠トノ不和ノ事ヨリ下總古河ニ遷ルニ及ビテ遂ニ永ク廢墟トナル大正九年三月建之鎌倉町青年會。
名前 |
足利公方邸旧蹟 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.1 |
金沢街道から小道を入ってすぐ、普通の民家の敷地にぽつんと石碑だけあります。
前の道は狭いので車ではなく徒歩がおすすめです。