探訪日:平成9年06月22日 三菱重工業(株)、...
蒸気機関車C57 160号機 / / .
名前 |
蒸気機関車C57 160号機 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.7 |
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探訪日:平成9年06月22日三菱重工業(株)、製造。
新製は昭和17年01月。
配属先は宇都宮千葉、新小岩、紀伊田辺など。
東海道線、紀伊線、和歌山線などで働き最終は紀伊田辺であった。
昭和46年09月30日に廃車。
現在地の据付は昭和46年10月04日。
当機には「たもん(多聞)号」の愛称と、それに因んだヘッドマークが与えられています。
多聞とは信貴山(しぎさん)に祭られる毘沙聞天で四天王の一人との由。
四天王とは帝釈天に仕え四方を守る神。
命名にあたっては小学生665人の応募から選ばれたとの事でした。
当機の保存環境は、まま良いと思います。
腰の高さの金網に囲まれていますし、加えて、当機には保存会もある様です。
探訪当日、柵の周囲の下草が奇麗にひかれ土も丁寧にならしてありました。
人的被害は殆どなく、塗装状態も良好。
多少ポコポコとした感じはするのですが、錆は出ていませんし、キャブの接合部など不具合箇所はありません。
足まわりは再塗装され、ランボードから下は概ね仕上がっていました。
タイヤとロッドは銀色に、輪心は黒光りしています。
ボイラーケーシングとテンダーは作業待ちでした。
キャブ内も健全のようです。
柵の中に入れず細部は判りませんが、メーター類やレバーなども揃っている様に見受けられました。
「あれっ?」と思ったのは番号板で、複製のものが掲げてありました。
四隅のねじが見当らないのと、全体に平坦な感じがしますが、丁寧に仕上げてあるので、それほど違和感がありません。
盗難防止かは分りませんがオリジナルは、学校内に保管してあるのかも。
ドーム後方の切り欠きは、重油タンクの名残りで、短い煙突は集煙装置の名残りでしょう。
テンダーは増炭囲いが施されています。
逆転機は正確に中立を保ち、ロッドは公式側・非公式側とも下がっています。
1つだけ残念だったのは当機の目の前にサッカーゴールがあった事です。
探訪当日も子供達がサッカーの練習をしていたのですが、それたボールが当機を「直撃」してしまいました。
撮影は手前の柵が邪魔になるものの、引きの距離が取れますし、非公式側と後方から鳥瞰気味の撮影も可能です。