名前 |
長良神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
下三林長良神社主祭神 藤原長良公合祀神 素盞嗚命 倉稲魂命 大山祇命 市杵島姫命 大日孁命 菅原道真公 木花開耶姫命館林市の南西地域、西から野辺町、上三林町、下三林町と、南北に広い農地に挟まれた中を通る県道38号線に沿って集落が続き、下三林町のほぼ中央辺りの県道沿いに長良神社があります。
境内入口の鳥居の左側に、高さ2m程の土盛りの富士塚があり、その塚の上に「浅間大神(仙元大菩薩)」が祀られています。
長良神社社殿の左後方に境内社がありましたが神社名は分からず、社殿右後方にあった境内社は「三峯神社」が祀られていました。
下三林長良神社に限らず、邑楽や館林に多数ある「長良神社」は、佐貫荘を開いた佐貫氏が鎮守として祀ったのが始まりと考えられています。
佐貫氏は秀郷流藤原氏で、足利・山上・佐野・園田・大胡氏など、後に鎌倉幕府の御家人になる諸氏とほとんど同時期に佐貫荘に基盤を形成した氏族です。
長良神社の御祭神である藤原長良公は、藤原秀郷公と同じ藤原北家の出で、藤原純友公の曽祖父にあたる人物でもあります。
佐貫氏は、現在の利根川の北岸に接している舞木・赤岩・瀬戸井・上五箇・上中森・下中森・大輪・須賀・梅原・江口・千津井・江黒・飯野・宇奈根と、その中央にある大佐貫という、現利根川と旧河道の低地部分との間の微高地(自然堤防)上に形成されている旧河道低地を開発し、旧河道の自然堤防上に村落(中世的な郷)を形成させ、そこに一族を配置しつつ発展したものと考えられます。
また新郷の成立にあたって、邑楽郡の中でもっとも社格の高い、長柄神社(長良神社)を勧請して郷鎮守にしたと考えられます。
(サイト「箕輪城と上州戦国史」より抜粋)