昔の上毛の繁栄を偲ばせる広大な伽藍跡。
総社西鳥居を後に西方に歩き、関越自動車道に突き当たる。
並行する歩道もない比較的に交通量の多い道路を、危険を覚えながら北上。
赤城や榛名等の山々まで見渡せる畑が広がる中を歩き続けると、小さな国分寺への案内標識を発見。
左折して住宅街を進むと、左側に柵に囲まれた野原に出る。
例に洩れぬ国分寺僧寺跡である。
順路は南側で資料館があり、見学が無料であった。
中に復元された国分寺が展示されており、鮮やかな七重塔が印象的だった。
国分僧寺を後に尼寺に向かったが、広い畑があるだけで、それらしき案内板どころか、石碑すら見つけることができなかった。
諦めて新築の分譲住宅地を抜けて駅方面に歩いていると、農道の轍の先に新しい石柱を発見した。
資料館で説明を受けたところ全国の国分寺は堂の配置は違いますが、塔は七重ので造るように中央政権からお達しがあったようです。
大きさは各国の財力で差がありますね。
勉強になりました。
資料館は無料(群馬は無料が多いです)で入館できます。
入る道幅が狭いです。
遺構は整備されていて当時を偲ぶことができます。
いわずもがなの国指定史跡です。
住宅地の外れにあります。
夏に訪れたので、草が延び放題。
一名草刈りの方が炎天下の中で作業されていましたが、この面積じゃあ間に合わなそうでした。
南大門のあたりは築地塀が一部復元されていますが、他所でよくある朱塗りではなく土壁の色そのまま。
また、手入れが今一つなのか、一部が崩れかかっていたり、中の藁が出ていたりしています。
は!まさか、荒廃した末期の様子を復元したのでは?あまりにリアルです。
これぞ正しい復元です。
尚、駐車場から南大門の方角から入る際に小川を渡ることになりますが、なかなか珍しいロケーションです。
他の国分寺は平地にバーンであり、このような橋のような気のきいたオプションは雰囲気があっていいですね。
奈良時代の政治を司る寺の跡。
昔は瓦片が見られたが、今は全て資料館の中に様々な資料が納められている。
係の人が説明して下さる。
高崎イオンを前橋方面に少し行くと看板が有るが見落とし易い。
全国に国分寺と名の付く場所はたくさんありますが、建物が残っている場所は無いように思います。
なぜ寺が続かなかったか興味深いです。
5年前に来たときに比べて、土壁が雨で少し傷んでいました。
七重塔は東日本の国分寺では珍しい、ってな話を何かで聞いた事がある。
以前は場所が分かりにくく、放置されている感が拭えなかったが、今は周辺が整備され、築地塀も復元され、重要文化財らしくなっている。
素晴らしい事だ。
名前 |
上野国分寺跡 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
027-226-4684 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
3.7 |
バスと徒歩にて、渋川駅→箕輪城跡→かみつけの里博物館(八幡塚古墳・二子山古墳)→上野国分寺館で当所。
上総国分寺跡や常陸国分寺尼跡よりかは七重塔や講堂の基壇や外塀が再現されているが、ちと寂しい。
必ず隣地の上野国分寺館と一緒に見学して欲しい。