名前 |
芭蕉句碑 庭掃きて いでばや寺に ちる柳 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
元禄2年(1689)8月、〔奥の細道〕の旅の途中、体調を崩した曽良は、山中温泉で芭蕉と別れ、先行する形で伊勢長島へ向かう旅を続けた。
芭蕉と北枝が全昌寺に着いたとき、曽良は終宵(よもすがら)秋風聞くやうらの山 曽良の句を寺に残していた。
(「終宵」は、寺の説明では「終夜」になっている。
)〔奥の細道〕の本文では、曽良も前の夜、此寺に泊まりて・・・一夜の隔千里に同じ。
吾も秋風を聞て・・と記されている。
越前に向かう旅立ちの朝、若い僧たちに頼まれて即興で詠んだ句が、庭掃て出てはや寺に散柳(庭掃て出るや寺に散柳)句碑は〔はせを塚〕として、曽良の句碑と並んでいる(句は右側面)。
2つの句碑についての説明碑あり。