ありがたい場所だけど人はいない。
日蓮聖人の高座石説法の霊跡(敬冠院「清浄山真福寺境外堂」)。
日蓮聖人は、甲斐の逸見筋から武川筋の村々を巡錫した。
下蔦木に立ち寄った時、村には悪疫が流行し村人が難渋していたため、聖人は三日三晩この岩上に立って疫病退散の祈願と説法を行った。
その高徳に村人は、帰依し、真言宗の寺であった真福寺の住職も感応して名を日誘と改め、改宗したといわれる。
また、日蓮聖人が地に挿して置いた蔦の杖から蔦の芽が生えて岩を覆うようになったとも伝えられる。
その後、日誘はこの高座石の傍らにお堂(後に敬冠院と呼ばれた)を建てて上人をまつり、近郷への布教につとめたという。
名前 |
日蓮上人の高座石 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
北杜市のお寺さんでこの史跡の事を教えていただきました。
当時の悪疫退散を祈願して祈り続けた場所だそうです。
国道から少し離れた旧甲州街道の入り口(20号線との交わり近く)です。
坂道を進めば日蓮上人御座石のお寺があります。
街道脇には数々の当時の石仏、寺跡など史跡を拝めます。