鳥や虫の音を聞きながらのトレッキングは最高!
至るところに溶岩の縦穴が有り注意して歩かないと危険です。
現地に赴く場合は先ず、入会地(いりあいち。
北富士演習場)にあるので、入会住民(上暮地を除く富士吉田市民、内野を除く忍野村民、山中湖村民)以外の人は富士吉田市外二ヶ村恩賜県営財産保護組合(以下吉田恩組)に一人200円を払って入山鑑札を取得する必要がある(立ち入りと観察のみ。
山菜採り等の生業を行う場合は500円。
要確認)。
また事前に定められた立入り日(主に日曜祝日。
5〜9月は月毎に平日を含む5連続立入日もある。
吉田恩組HPで年度分が公開されている)以外は立ち入ってはいけない。
演習日は実弾射撃訓練もしていて危険なので、くれぐれも遵守されたい。
雁の穴は地名で、全体は崩れ穴、棍棒山、流れ穴と16個の溶岩樹型とから成っている。
かつて棍棒山の本穴は小噴火口とされて教育委員会の案内板もいまだにそのままだが、近年ではホルニトとするのが定説となった。
溶岩の噴出口も数百m上流で確認され、2021年3月のハザードマップ改訂の契機の一つにもなっている。
実際に訪れると、崩れ穴の大きさにまず驚くと思う。
比高6mの棍棒山の本穴も深くて不気味である。
流れ穴を下流に100mほど辿るのも面白いが、樹型の竪穴に注意が必要である。
流れ穴の上に特別天然記念物の標柱、その100m弱北西に教育委員会の案内板がある。
アクセスは現在主に2通りとなっている。
①西廻り:東富士五湖道路側道のカジヤ作橋すぐ東(新屋配水場の向かい)で跨道橋を潜って林道(市道中宿グランド線=新屋山神社駐車場横の道の続き)を1km上がり、「案内略図」の看板のあるT字路を左折して約700m東へ行き、崩れ穴付近に至るルート。
途中左折後、脛まで浸かる水溜まりがあり、軽四駆でないと近くまで車で行くのは厳しい。
②東廻り:吉田恩組東の縦道(市道農場線)から東富士五湖道路の跨道橋とゲートを潜って北富士演習場に入り、そのまま外周(西防火帯道)を約700m上がった直角左カーブで木の無い国有地を右に逸れて林の中に入り、崩れ穴付近に至るルート①②のどちらも最後は車を離れ、崩れ穴の南の朽ちた道標から踏み跡を見つけ、北側へ入らないといけない。
③直行:元 青葉冷凍から斜めに直接向かう道も地理院地図には載っていて、標柱や教育委員会の案内板も本来そちらを表ルートとして設置されているが、現在は道が廃れて消えている。
登山アプリとGPSがあれば徒歩で行けるが、枯れ枝や落ち葉に隠れた樹型の竪穴(16個以外)が所々あるので、一層の注意が必要である。
やぶ漕ぎも迫られるので、お勧めしない。
①は現在東富士五湖道路の跨道橋下を工事していて、車での通行は不可である。
県道701号富士上吉田線へ迂回して中ノ茶屋350m下のゲートから演習場西連絡道に入り、道なりに約1km進んで中間ゲート横の空堀(間堀川)を土橋で渡ってすぐに左折し、約700m下ると案内略図のT字に至る。
結局、②がお勧めである。
軽四駆なら林の中まで入れるが、慣れるまで直角カーブ付近に駐車しても100m強歩くだけである。
また①の案内略図に合流するが、泉瑞から歩くハイキングコースもある。
泉瑞すぐ上の空堀(泉水堀)の小さなコンクリート擁壁わきから東に入る。
道標がなく一度目が難しいが、登山アプリとナビがあれば行けると思う。
間堀川(空堀)をU字形に横切る所など面白いので、バリエーションとして歩くのも良いと思う。
いくつかの小さな溶岩洞窟(原文)some small lava cave
自然の伊吹を感じられます。
探すのたいへん。
富士山の新たな噴火口らしいですね。
一人歩きは少し寂しい。
名前 |
雁の穴 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0555-24-2411 |
住所 |
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評価 |
4.0 |
富士山の自然の中を歩いて行き、鳥や虫の音を聞きながらのトレッキングは最高!洞窟内も涼しく気持ち良い。
中にはコウモリも寝ておりとても楽しかった。