いやが応にも冬の日本海の荒波の烈しさを想像させます...
「明神の社」の周りをグルリと囲む高さ六尺の頑丈な石垣は、いやが応にも冬の日本海の荒波の烈しさを想像させます。
社地に通じる参道もクランク状になっていて、偶さか鳥居をくぐり抜けた大波も社殿を直撃しないように工夫が施されていました。
社殿の屋根の瓦に「小」の字が刻まれています。
かつては「小物忌大明神」と呼ばれていたそうです。
暴風や高浪を防ぐために、石積塀を巡らせたなかに社殿が有りました。
遥拝所であることは、宗像大社の沖ノ島信仰と同じ感じがしました。
御積島の洞窟に本殿のある遠賀美神社の遥拝殿です。
御積島は女人禁制の島で、人工物も流されてしまうため、御積島を望むこの地に遥拝殿を建てたとのことです。
ここもまた島の集落からは遠く、不便なため、勝浦港近くに新たな遥拝殿としての遠賀美神社が建てられています。
名前 |
明神の社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
ひっそりと島を守る神社。