トイレの前に展示されている。
古い機械に興味がある人にとっては面白い展示物かと思います。
自分も興味深く拝見しました。
みなとみらい大通り沿いの他にみなとみらい動く歩道下のトイレ前にも同じ物が展示されてました。
造船に使ったエアコンプレッサーの遺構です。
日本丸の入口近くと公衆トイレの前の2か所にあります。
無骨なコンプレッサー。
機械遺物感があります。
観察するに,機械上部の銘板には「CHICAGO PNEUMATIC TOOL CO.(シカゴ・ニューマティック・ツール・カンパニー)」とあることが分かる。
PNEUMATICは,「空気圧」の意味。
この会社は現在もアメリカで活動している。
部品各部には,「CPTCo」を組み合わせたロゴマークがあしらわれている。
このマークは,1904年から1918年までこの会社で使われたものであり,現在は変わっているそうだ。
案内板によると,この圧縮機は,1918年に製造されたものらしい。
横浜船渠株式会社(のちの三菱重工業横浜造船所)が造船事業に事業拡大をする際に,この圧縮機を買い付けたのだという。
より詳しく観察する。
まず,縦置きされた巨大な回転盤が目に入る。
この回転盤の中央側面にはシャフトがあり,それに目を伝わせて行くと,スライダークランク機構に接続されているのが確認できた。
そして,この機構は,そのまま大小二つの樽状の構造物の中に伸びていく。
また,少し目を離して,その樽状の構造物の正面下に注目する。
樽を支える柱があり,その柱の中央に空気の取り込み口と思われる四角い穴が見える。
ここからは全くの想像だが,「柱の口から大小二つの樽状の構造物の中に空気を取り込む」→「(目視で確認できないが)その樽の中のピストンで空気を圧縮」→「圧縮した空気を上部のタンクに貯めていた」ものと考えられる。
そして,圧縮した空気は,小さい樽の上にある銃口の様な部分からパイプなどで他の機械に接続し,様々な工業機械の動力として利用したのではないだろうか。
なお,このコンプレッサーは二か所に在り,一つはさくら通り西交差点付近のコンコース下,もう一つは日本丸丁字路付近の植え込みにある。
日本丸メモリアルパーク外周の歩道沿いには2基の機関車のような巨大な、まるで昔のロボットアニメに出てきそうな黒い鉄の機械の塊があります。
この不可思議な構造の鉄の機械は、かつて横浜船渠会社(三菱重工業造船所)で使われていた1918年アメリカ製のエアー・コンプレッサーとのこと。
みなとみらい地区一帯にあった横浜船渠会社(三菱重工業造船所)が修繕事業から造船事業に進出した際、アメリカ(シカゴ・ニューマチック・ツール社)から購入したものだとか。
昭和58年(1983)に造船所が移転するまで約65年もの間、造船や修理に使う機械や工具の動力となる圧縮空気を送り続けたという。
長きに渡り港を支えた無骨な機械は、日本丸メモリアルパークの一角で、かつてこの地が造船所であった歴史を今に伝えています。
見る角度によって格好良い機械の塊ですが、どうしてか公衆トイレの一画に鎮座しているため、浪漫溢れる空間が台無しになるので視界に入れないことをおすすめします。
トイレの前に展示されている。
この付近に点在している、歴史的遺産の一つ。
日本丸メモリアルパークの入り口にも展示されている。
MADE IN USA.
良い眺め!(原文)ice view!
日本丸メモリアルパーク内に点在する産業遺産的な史跡の1つ、造船に使用されていたエアーコンプレッサーです。
年代物の貴重品ではとか、産業遺産的なものかと気になっていたのですが、雨ざらし状態でされているので大丈夫なのかなと思います。
何かののオブジェだと思ってましたが、造船に使われていたエアーコンプレッサーだったみたいです。
みなとみらい「動く歩道」の下、日本丸メモリアルパークの近くにある旧横浜船渠の産業遺産。
大きなエアーコンプレッサーが展示されています。
この横に公衆トイレがあります。
ベルトを介さずモーターに直にコンロッドが付いており蒸気機関車のような外観が素敵。
名前 |
旧横浜船渠株式会社 エアー・コンプレッサー |
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ジャンル |
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住所 |
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目1−1 |
評価 |
3.6 |
コレはグッと来ます!存在感が素晴らしいです!!