名前 |
伏見神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
藤岡市指定重要文化財「伏見神社の大絵馬」伏見神社は大正二年(1913)に鹿島神社・諏訪神社・磨墨神社・賀茂神社が合祀してできた神社です。
このうち磨墨神社は、寿永三年(1184)の宇治川合戦の先陣争いで梶原景季が乗馬した名馬「磨墨」を祀っていた珍しい神社です。
現在残っている絵馬には馬が多く描かれ、拝殿の格天井の絵も馬の絵であるなど、磨墨神社の信仰をよく残しています。
指定となった絵馬は、拝殿内部に掲げられている、高さ105cm、屋根の幅172cm、板面の幅118cmの大きな絵馬です。
板面には正面に馬とそれに乗る神(大国主命)、馬を引く馬方の神が描かれ、弘化三年(1846)正月に「当国甘楽郡虻田邑小坂橋亀吉」が奉納したという銘と、知典という人物の書(賛)であることが記されています。
この絵馬は大国主命と馬という江戸時代以前からの古風な主題が描かれている、貴重なものです。
(境内案内板より)磨墨神社の由緒によると、磨墨は大桁山の生まれで、年老いて故郷に帰ってきたが力尽き、大桁山に向かって立ったまま死んでしまい、そこに村人が磨墨神社を建てたといいます。
寿永三年(1184)の「宇治川の戦い」で梶原景季が乗っていた馬が「磨墨」で、遠く離れて前橋市の「祝昌寺」には「名馬・磨墨の墓」があります。
(ブログ「Tigerdreamの上州まったり紀行」より)