世俗を離れて魂の桃源郷に滞在。
HPを見てある程度覚悟をしていきましたが、程よい放ったらかし加減、私にはこれくらいが丁度良いです。
こちらも気疲れせず良い。
放ったらかしと言えど質問すればちゃんと答えてくれますし、決してお高くとまったそれとは違います。
親戚の家に遊びに来た様な心地よさでした。
湯宿とあるが、料理の宿です。
のんびりゆったりする宿ではありません。
むしろこちらが緊張してしまう。
でも、上手にとった出汁のきいた高野豆腐の煮物は絶品だった、高い食材のものよりも。
宿泊するより、料理を食べに行くだけのほうがいいんじゃないですか?
日本の美の特徴である、ミニマルな、引き算のような美しい佇まいを体現しているようなお宿です。
能登半島を北上するにつれて喧騒から遠ざかり、切り離された感覚を覚えますが、こちらの敷地に入ると一層静かな佇まいに安らぎを感じます。
お料理は一見、華美なものではありませんが、非常に手が込められており、素材の良さががとても引き立てられています。
温泉ではありませんが、漆の素敵な浴槽でお風呂を頂けます。
おすすめのお宿です。
静謐な空間。
でも風が吹き木々が揺れる音や虫のさざめきは聞こえ、他の人が部屋を移動する気配も感じられる。
朝は鶏のコケコッコー!で起こされるし決して“無音“ではない。
だがそれが心地良い。
喧騒から離れた“おもてなさない“空間は尋常ではなく、他人に気を取られ余計なストレスを抱える現代人にとって、極上の自己メンテナンスを行える場所だと思います。
食事処兼リビングの壁際の本棚に、宿泊者が思い思いの旅の記録を書いた宿帳があるのですが、是非読んでみてほしいです。
この宿に来て良かったという感想はもちろん、様々な人の思いが自由に書かれています。
ただのノートに書かれた文字なのですが、どうしてかな、SNSに書かれた文字よりもずっと心に染み渡り読んでいて暖かい気持ちになれるのです。
関越道から信越道にはいる、そのまま北陸道に、金沢に着いたのは日を跨いでいた。
夜が明けるのを待って、はじめての兼六園。
ただの庭かと思っていたが、なかなかの風情。
それから、千里浜なぎさドライブウェイ、砂浜を車で走り回れる。
ここはもう能登半島。
再び高速に乗って、珠洲市まで。
さか本は、ほったらかしの宿、というだけあって、とにかくしずかでのんびりできる。
広くはないが趣のある風呂をいただき、ノリでパリパリの浴衣に着替える。
夕飯と朝食は、他の宿泊客と一緒に、ひとつのテーブルで食べる。
ひとりを好む人には合わないかもしれない。
でも、いろんな人と出会いを求めるなら、楽しい宿である。
布団はフカフカで気持ちよく眠れた。
部屋は襖で仕切られ、カギなどもちろんない。
一度に泊まれる人数は限られる。
1月から3月までは寒いから営業していない。
帰りは朝ドラで有名になった、日本海沿いの塩田を通りすぎ、輪島の市を訪れた。
なんと、永井豪博物館がこんなところに、、
時間の流れ方が緩く感じられるのは、川のせせらぎや朝を告げる放し飼いの鶏の声のせいだろうか⁉ゆったり流れる時間に日頃忘れかけていたことを思いだし人間らしさを取り戻せるような気がする。
仕事に疲れた身体と心を癒す旅籠風の現代の湯治場だ✨
静かに過ごせる宿です。
宿までの道は少し細いので、大きめの車の方は注意が必要かもしれません。
また、部屋によっては携帯が圏外になることがある(auで圏外でした)ので、部屋で仕事等されたい方はご注意。
他では、味わえない昔懐かしい雰囲気の宿ですよ。
料理も然り気無く、美味しいですよ珠洲市の里山の奥にある湯宿です。
部屋にテレビ、冷蔵庫、トイレもなく、風呂と洗面所は共同です。
歯ブラシの用意もないです。
至れり尽くせりとは真逆の宿です。
主が腕を振るう料理に満足して再訪するお客様も少なくないです。
出来たてのとろゆば、地物のタコは歯ごたえが良い。
手打ち蕎麦、いしる風味の焼きおにぎりは定番です。
松茸の時期のみ値段が変わります。
離れのゲストハウスではティータイムが楽しめますよ❗
出汁の香りがお出迎え。
食事は最高に美味しい。
お風呂も良い。
人によるおもてなしは、ほとんど無い、放ったらかし。
しかし、それが、いやな感じではない、不思議な感じ。
名前 |
湯宿さか本 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0768-82-0584 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.7 |
2度目の訪問で松茸コースを堪能しました。
加温ですが泉質抜群。
囲炉裏を囲むだけの何もしなぜいたくな時間を過ごさせて頂きました。