名前 |
赤城神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
今泉口(いまいずみぐち)八幡山古墳の丘陵部中腹に赤城神社があります。
拝殿妻梁部分には丸に一つ引両紋が彫られているので、新田氏縁の神社と思われます。
社殿手前の参道左側に庚申塔が二基。
寛政十一己未年(1799)のものです。
社殿裏手に上ると湯殿三山の石碑、左の方には南無阿弥陀仏と刻まれた石柱が二本、右側に大黒天の石碑と末社石祠が一基あります。
社殿真後ろに石室の開口部があります。
今泉口八幡山古墳太田市東今泉町905の西、金山丘陵北にある独立した小支丘の南側斜面にあります。
「毛里田八幡山古墳」とも呼ばれています。
全長約60m、後円部径29m・高さ8.5m、前方部先端幅50m・高さ7.6mの前方後円墳です。
墳丘の周りには幅約2.5mの周濠があります。
墳丘には葺石が施されていたようです。
円筒埴輪や朝顔形埴輪・人物埴輪・馬形埴輪・家形埴輪・盾形埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
1997年、急傾斜地崩壊対策のための擁壁工事に伴う発掘調査が行われています。
後円部にある埋葬施設は南方向に開口する横穴式石室で、安山岩製の家形石棺が収められていたそうです。
石棺の中から金銅製の耳環、石棺の上(蓋)から須恵器製の高坏・はそう、石棺の手前の埋土から直刀・短刀・鍔・鉄鏃、羨道部から筒形銅製品・コイル状金銅製品 などが出土しています。
古墳時代後期・6世紀末頃から7世紀初めころの築造と推定されています。
(ブログ「古墳探訪」より)