明治から続く鎌倉ハムの魅力。
鎌倉ハム倉庫(鎌倉ハムの発祥の地)の特徴
明治時代から続く日本初のハム工場として誕生した場所です。
鎌倉ハムは斉藤満平が伝授された製法から生み出されています。
レンガ造りの美しい倉庫はイギリス式の積み方が特徴です。
国産初の「鎌倉ハム」の地。
赤レンガは朽ちつつあり古びたレンガ好きにはたまりません。
明治20年に斉藤満平がイギリス人ウイリアム・カーチスからハム製造法を学び、設立した国産初のハム工場だそうです。
レンガ造りのガッシリした建物は歴史を感じますね。
レンガはイギリス式の積み方です。
昔から有る赤煉瓦の倉庫。
不動坂の信号を戸塚方面に向かって左手に入ると旧東海道となりますが、この道の右手にレンガ造りの立派な倉庫が見えます。
これが鎌倉ハム(昔この地区は鎌倉郡柏尾町といいました。
)として、日本人で初めてハムの製造をした斎藤家の貯蔵用施設で壁の厚さは1mもあるそうで関東大震災にも耐えて今なお現役で活躍しているようです。
近くの斎藤肉店さんがその祖先でいらっしゃいます。
大切に保存していただきありがとうございます。
将来確実に文化遺産として登録されると思います。
わが町の自慢です。
名前 |
鎌倉ハム倉庫(鎌倉ハムの発祥の地) |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト |
https://www.city.yokohama.lg.jp/totsuka/shokai/gaiyo/rekisiwalk/totukasyuku.files/0001_20240806.pdf |
評価 |
3.6 |
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斉藤家が明治時代から今も所有する日本初の鎌倉ハム生産のシンボルとも言える赤レンガの建物で、横浜埠頭にある横浜赤レンガ倉庫とほぼ同じ形式だそうです。
1階部は明治末の建築で、2階モルタル部は大正6年(1917年)に増築された物だそうです。
壁の厚さは1mあり、壁が厚いことで洞穴のような最適な冷感を再現できるのだそうです。
なお、鎌倉ハム倉庫の裏手には、かつてハム御殿とも言われた斎藤家の日本屋敷がありましたが、事業変更により現在は土地も売却され失われています。
鎌倉ハムの歴史を簡単にまとめると、明治の初め、英国人ウイリアム・カーティスと恋仲になった「かね」さんとの国際結婚という結びつきによる「異人館(白馬亭)」というホテルとハム工場の為の牧場経営、明治17年(1884年)関東大震災によるハム工場火災によるカーティスの転機、かねさんの奉公先だった斉藤満平との結びつき、使用人だった斉藤角次や益田直蔵の協力を得て、当時はまだ鎌倉の地であった鎌倉群柏尾から明治20年(1887年)に鎌倉ハムは生まれました。
明治31年(1898年)には帝国海軍に納入され良好な評価を得ることにより、 明治35年(1902年)に米国セントルイス万国博覧会に出品され銀賞を受賞するまでに至りました。
「鎌倉ハム」の名前の由来は帝国海軍の納品の際に鎌倉群柏尾で生産していたことから鎌倉ハムとしたのが始まりだそうです。
この倉庫も歴史的価値がありますが、案内や説明看板などはありません、横浜市も貴重な史跡の保存に何か手を打って欲しい物です。