カウンターで見ているだけで気分が高まる。
仙台市青葉区の中心街から北にちょっと。
隠れ家という表現よりもずっと気が付かない場所にあります。
カウンターは4人も座れば一杯。
でも2階テーブルよりは断然カウンターで板さんと会話を楽しみながら頂く料理が全て満点。
味より出汁で食べさせる感覚。
ステキ。
大切な人を誘って、また行きたくなりました。
調理中の所作が一つ一つ美しく、カウンターで見ているだけで気分が高まる。
牡蠣ご飯の柚子のアクセントがとてもよかった。
従業員の教育が行き届いていると思いました!料理も流石ミシュランガイド掲載店と思える良い素材、良い調理で楽しめました。
しっかりした御食事をお手頃な価格で提供されており、とても有り難く使わせて頂いています。
今や仙台で1番の日本料理屋さんである、西公園のおかざきが発祥したのが、春日町のおかざきがあるこの地。
間口が2間少々の小さな2階建ての建物。
ほんの小さな看板と何の装飾もない引き戸の入り口。
店に入ると、1階はカウンターで2階がテーブル席2つ。
料理はコースのみですが、西公園のおかざきの半値くらいと言う、リーズナブルな価格設定。
しかし、この店も”おかざき”であって、味は抜群。
ホスピタリティも最高。
本当に隠れ家的な店なので、広めたくないけど、この店および西公園のおかざきを目当てに日本国内外から仙台に来る価値があるくらい、本当にお勧めな日本料理店です。
詳細評価4.2仙台市にある日本料理、おかざき春日店にやって来ました。
一階はカウンター5席のみかなりこじんまりとしています。
まずはサッポロ黒ラベル生本日のおまかせ 長月先付けいくら茶碗蒸し秋鮭のはらこ、粒がやわらかくて甘い濃厚な旨味が口の中に溢れだします。
秋刀魚寿司焼き秋刀魚茗荷の甘酢付けこれは絶妙の食感!茗荷と酢飯と焼き秋刀魚が口の中で融合していきます。
繊細なお仕事です。
二杯目は山和蔵の華の60スッキリしていてキレがある。
かなり淡麗です。
焼きなすと胡麻豆腐の椀柚子の皮はあつめに切って、香りをしっかりとつけてます。
胡麻豆腐はとろける食感。
胡麻の風味も焼きなすの香りも素晴らしい。
お出汁は東北風でしょうかね?都内の和食屋とは、かなり違いを感じます。
活〆鱸のお造り 梅醤油と本わさび淡白な身質なめらかでじわりじわり旨味が来ます。
こうやって一種類で何切れかあった方が、集中してしっかり味わえます。
甘鯛 松笠焼き秋田産皮と鱗の食感が堪らん。
サクッサク!蛸 冬瓜 みずの実蛸の出汁で炊いた冬瓜蛸はやわらか煮食感も良く旨味が溢れる。
細かく刻んだみずの実はねっとり和牛 フォアグラ石巻の短角牛内腿のお肉中のフォアグラを包んでいる。
一見ローストビーフ風だが、香りと旨味はかなり違う。
身のしっかりとした赤身肉肉の旨味を噛み締めているうちにフォアグラの旨味がやって来る、何とも贅沢な一品。
丸鍋すっぽん鍋グツグツと煮えたぎっています。
とても滋味深く、コクのあるスープコースの値段が信じられないくらい、贅沢にすっぽんが使われていました。
食事煮穴子のご飯しっかり煮込まれた穴子と固めのご飯のコントラストが良いですね。
ボリュームのある握りです。
卵黄ととろろと、月見汁絶妙なとろみと味加減キュウリの糠漬けもさっぱり水菓子栗大福となしと南瓜のアイス最中変に甘くせず栗の旨味がダイレクトに味わえました。
じっくりですけど、サーっと消えてなくなるアイス最中です。
ナシもジューシーでした。
料理人の性格が表れているのでしょう。
繊細な仕事ぶりとそこから生まれる、精緻なお料理です。
近くに3店舗展開していますが、雰囲気や価格はガラッと変えているようです。
器は岩井純さんのものを使っているようです。
青の使い方が洗練されていました。
こちらの店舗はもともとおかざきさんがやられていたお店。
現在は西公園のおかざきにいらっしゃいます。
ビールと日本酒一合しか頼みませんでしたが、この内容で8000円を切る価格には度肝を抜かれました。
東京の日本料理とはまた一味違う、東北の味を堪能できました。
ミシュラン🌟一つ星を取ってもリーゾナブルな価格帯を維持している良いお店。
”おかざき”のもう一つのお店、おかざき春日町。
もうひとつ上杉におか星がありましたが、2018年末で閉店しています。
春日町も2018年いっぱいでお昼の営業をお休みし、夜だけになります。
先付は粕汁。
酒田のお酒、上喜元の酒粕と言っていました。
トロトロに融ける里芋がとてもおいしい。
里芋をおいしいと感じたのは初めてです。
正直言って、里芋は嫌いな食材の一つです。
お椀は、蕪を炊いたもの。
これまた蕪も嫌いな食材ですが、おいしくいただけました。
見た目では、形をキチンと保っていますが、お箸で全く抵抗なく切ることができます。
そして、お出汁。
昆布だけで引いているそうですが、これが味わい深い。
そして、同じ蕪を使ったお料理でも、おかざき西公園との違いが楽しめます。
向付は平目。
右側が1日寝かせたもの、左側が3日寝かせたもの。
寝かせた日にちで、これだけ味わいに違いがでるのですね。
1日は少し歯応えが残って味わいがある。
3日はねっとりまとわりつく食感で味わい深い。
僕は1日の方が好きです。
焼物は鰆の西京焼き。
鰆はおかざき西公園と同じ食材。
あちらは藁で燻製、こちらは焼物。
ちょっと焦がしたところが香ばしくてよろしいです。
ただ、もうちょっと半生感を残して欲しかったです。
ここで炊き合わせが来ると思いましたが、焼物が更に2皿。
初めは、穴子と飛竜頭。
これまた、西公園と同じ食材である穴子。
ふっくら加減は、春日町の方が上かもしれません。
藍よりいい出て、藍より青しです。
焼物3皿目。
岩手短角牛です。
赤味のお肉の方が好みになっていてます。
レアだけど、生感がなく焼き上げています。
そして、中にはフォアグラが隠れています。
そして、上からちょっとタレを塗って。
これ、おいしいです。
お肉のおいしさをフォアグラがサポートして、倍増しています。
ご飯は牡蠣の炊き込みご飯。
牡蠣を一回炊いて、そのお出汁を使ってお釜で炊き上げたご飯。
おいしくないはずがありません。
そして、お米がおいしいのです。
使っているお米はササニシキ。
最近はつや姫とか冷めてもおいしいお米がもてはやされています。
ただ、炊き立てのおいしさは「はえぬき」とか「ササニシキ」の方が上だと思います。
こだわり抜いた、おかざき西公園も好きです。
完璧なおいしさです。
その岡崎さんを師匠に持つ、春日町の高橋さん。
からからと陽気に笑うキャラが楽しいです。
そして、必要な時は完璧な集中力を見せてくれます。
その時の気分に拠って使い分けることが出来るのが嬉しいですね。
選択の幅は広い方が選ぶ楽しみがあります。
そして、僕はどちらかと言えば春日町の方が好きかもしれません。
ゆったり食べられて、日本食はいいなぁと思いました。
生ビールが美味しかった。
2階席にテーブルが2つありますが、目隠しのパーテーションがあればと思います。
名前 |
おかざき 春日町 |
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ジャンル |
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電話番号 |
022-266-7282 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.6 |
国分町から少し離れているが,お店の雰囲気の割にはコスパが高いお店。
創作料理系。