行ってみたら小山の上に白山神社がありました。
根小屋の地名が面白いなあと長年思っていて、行ってみたら小山の上に白山神社がありました。
山名八幡宮があるのでとても忘れてしまいそうな地域ですが、とても良い白山神社だと思います。
白山神社は群村誌などにも記録がなく、また群馬県の神社明細書にも記載がない。
祭神は菊理比咩神を祀り、安中市に白山比咩神社が三社あり、同じ祭神である。
境内はそれほど広くない。
杉の木の根元に、板碑の断片があり、梵字の彫り方などから鎌倉時代ではないかと思える。
五輪塔の水輪もあり、これもかなり古そうである。
このようなことから、この社は記録にはないが古い社のようである。
(参考資料「高崎漫歩」P292)根小屋埴輪窯跡上信電鉄根小屋駅からまっすぐ西へ上がると低い丘陵上に「白山神社」があり、この神社の本殿裏の傾斜地から以前、たくさんの埴輪片が出土した。
埴輪は古墳のまわりを飾る土器として作られたものであるが、埴輪片の出土状況と、焼土の広がりと、埴輪とから、古墳時代6世紀末から7世紀前半頃に埴輪を焼いた窯跡と考えられる。
学術的な発掘調査はおこなわれていない。
(参考著書「高崎の散歩道・古代の遺跡」より)元々の白山信仰は、山から流れ出る豊富な水が広く田畑を潤すことにより、「命をつなぐ親神様」として、水神や農業神として、山そのものを神体とする原始的な山岳信仰でしたが、奈良時代になると修験者が信仰対象の山岳を修験の霊山として日本各地で開山するようになり、原始的だった白山信仰は修験道として体系化されて、今日の「白山信仰」が成立しました。
根小屋町の白山神社は、古墳時代から現在に至るまでの「白山信仰」の変化を色濃く残しているように感じられました。
住宅地から石段を上った先にありました。
名前 |
白山神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
かなり寂れた雰囲気の神社。
でも整備はされていそう。
小高い丘の上にあるので、ここからの景色は良い。