名前 |
高谷橋の石橋供養塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
この供養塔は浦和の赤山から与野を繋ぐ街道筋にあった。
造立趣旨は,「この川に架かる石橋が落ちません様に」というお願いだそうである。
以下,観察情報を記す。
【石橋供養塔】宝暦年間銘。
正面上部に人型が彫られている。
欠損が激しく,如来なのか,弘法大師なのか,はたまたそれ以外なのかは良くわからない。
いずれにせよこの仏様に「石橋をお守りください」と願っていたのであろう。
与野東中学校の外壁にあるため,側面や裏面が観察しにくい。
覗き込んでみるのは疲れるので,スマホを自撮りモードにして撮影したところ,人名が彫り込まれていることを確認した。
台座左側面にも,解説が彫り込まれている様である。
供養塔の手前に「高谷橋の石橋供養塔」と題打った案内板あり。
案内板の一部の腐食が進んで、読みにくくなっていたので、その部分を下記に書き起こす。
ー書き起こし文ーこの「碑」は、①多くの商品・旅人が行き来した「赤山道」の重要性と②高沼用水の開削と新田開発への取組み、③上落合村と石橋造りに協力した与野・浦和・大宮等の八十七町村のつながり、そして④江戸時代の人達の「道具へ感謝する心」を知ることができる大切な文化遺産です。