渡島管内、渡島半島南西部に位置。
キャラクターキーコ⇒はこだて和牛をモチーフに誕生したキーコは、お祭り大好き、目立ちたがり屋の元気な男の子。
チョットおっちょこちょいなところもあるけど、いつもモゥ~ダッシュ!!虹の子杉丸くん⇒希望を表す虹と町の木「杉」から生まれた元気なキャラクター📖熊をいけどりにした兄弟昔、大川のずっと山おくであった話。
村人たちは、沢になっているところの牧草地で馬を放し飼いにしていた。
その沢のほとりで畑をたがやしながら、生活している二人の兄弟が住んでいた。
ある日のこと、二人はいつものようにのんびりと大豆の豆おとしをしていた。
すると突然、一頭の大きな熊が、馬を追いかけて二人の方に向かって走ってきた。
二人はびっくり仰天。
手に持っていた豆おとし棒で、熊に立ちむかって行った。
ところが熊はどうしたことか、今きた道を急に引き返してしまった。
二人は、勇敢にも熊のあとを追いかけて行った。
やがて谷に追いつめられた熊は、先に追いかけてきた弟にむかって「ガォー」とほえて、襲いかかってきた。
慌てて逃げようとした弟は、運悪く足をすべらせ仰向けに倒れてしまった。
熊は『今だ!』とばかりに弟の手にガブリとかじりついた。
それを見た兄は、弟を助けようと、持っていた棒で力まかせに熊の頭をポカポカとなぐりつけた。
熊は打たれたところがわるかったのか、急にばったりと倒れてしまい、勇敢な二人の兄弟に、まんまといけどりにされてしまった📖老松を守った蛇昔、まだ木古内に鉄道が通っていないころ、願応寺の裏側は家も少なく杉林がつづき、薄暗くさびしいところだった。
その願応寺の左奥のほうに大きな古い松の木があり、幹の周りは、大人が二人で手をのばしてやっと届くほどの太さだった。
この松の木はよほど古いらしく、幹のところにぽっかりと穴があいていて、そこに一匹の大きな蛇が住みついていた。
ある年のこと、いつものように夏祭りが行われ、威勢のいい太鼓の音や盆おどりの唄が町中に響きわたっていた。
その音につられるように、蛇が穴から出てきて松の木にのぼり、高い枝にしっぽをからめまるで踊りの唄にあわせるようにして体を動かしはじめた。
その姿は、遠くからも月明かりにボーッとうきあがって見え、それはそれは、気味の悪いものだった。
こうして蛇は、祭りの間踊りつづけて町中の評判になった。
それから何年かたち、そんな出来事も忘れかけたころ松の木の穴が一層大きくなり、幹も腐り、今にも倒れそうになった。
そこで、この松の木を心配した男の人たちが話しあいをして倒れる前に自分たちの手で切りたおしてしまおうと、鋸や斧を持ちより松の木を倒しにかかった。
しかし松の木はびくともしなかった。
それどころか男の人たちの方が、鋸や斧でひどい怪我をしてしまい、ついにこの木を倒すことをあきらめてしまった。
そんなことがあってから、だれ言うことなく「あの松の大木は、蛇がまもっているんだ」「木を切ろうとして、ばちがあたったんだ」という話しが町中に広がって、みんなは怖がった。
その後、松の木の側には誰も寄りつかなくなった。
ところが、あるひどい台風の日に、この松の木はあっけなく倒れてしまった。
この日から老松に住みついていた蛇は、風に飛ばされたのか、また別の木に住みついたのか、その後、姿を見た人はだれ一人いない📖いやしいキツネ木古内と札苅のあいだに、蛇内(へびない)というところがある。
昔、この場所には『よくキツネが出る』と言われていた。
札苅から木古内にかけて「ゆたかそば」とよばれる、とてもおいしいそばと、魚を売り歩いている男の人がいた。
その男の人は、雨の日も風の日も、毎日毎日、朝から晩まで休むことなく働いていた。
ある日の朝、男の人はいつものように、ゆたかそばと魚をたくさんざるに入れて売りに出かけた。
ちょうど蛇内にさしかかったときのこと、ささやぶの中から、突然キツネが出てきて身じろぎもせずに『ジ~』と男の人を見ていた。
男の人は気味が悪くなり、いそいでその場を立ちさろうとした。
ところがどうしたことか、金縛りにかかったように身体を動かすことができず、声すらも出すことができない。
身動きできないまま、じっと立ちつくしていると、やがてキツネは何ごともなかったように、山のほうへ行った。
その瞬間、身体が急に軽くなり身動きもできるようになったので、男の人はほっとした。
なんだか荷物もかるくなったような気がしたが、まだ頭がボ~ッとしているせいだと思い、気にかけずその場を立ち去った。
やがて木古内に着いた男の人は、さっそく商売をはじめようと思い、ざるのなかを見ると入っていたはずの豊かそばと魚が一つも無かった。
『これは、いったいどうしたことだ』としばらく考えこんでいたが「そうだ。
きっと、あのときキツネにとられたんだ。
これじゃ今日の商売あがったりだ」と、くやしがった。
そして、『ようし、今度はぜったいにだまされないぞ』と心にきめて家に帰りった。
その後、この男の人は、途中でキツネに出会っても騙されることなく、無事に木古内に着いて行商をして大変儲けた。
渡島管内、渡島半島南西部に位置。
南部は津軽海峡に面し、北部は山岳。
木古内市街地のわずかな平野部を除いて、ほとんどは山岳・丘陵地帯。
冬は積雪が多く「特別豪雪地帯」に指定されている。
江戸時代から交通の要所で、沿岸に沿って北海道新幹線、国道228号、道南いさりび鉄道線が走る。
青函トンネル及び海峡線開通後、木古内駅は特急停車駅となり、2016年3月26日には北海道新幹線が開業した。
名前 |
木古内町役場 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
01392-2-3131 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
4.0 |
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木古内町役場。