令制国「下野国」の国衙跡です。
令制国「下野国」の国衙跡です。
もともと宇都宮市付近にあったものが、奈良時代から平安期まで、下野国の中心地方役所として機能した場所です。
のちに、平将門の乱の際、ここを襲撃されるなどしています。
国衙が機能を失ってから、国衙本殿の真上に神社が勧請されており、近年の発掘調査でも、神社領域の調査はされないままになっています。
この場所に到達するのに、近年発見されたため、まだ道路整備がうまくされておらず、細い農道街路を通るものの、資料館、駐車場が完備されています。
道路を整備するにも、何の文化財が埋まっているのかわからないという理由などがあります。
遠くない距離に、国府(栃木市)、国府塚(小山市)などの地名が残り、また、下野国分寺跡・尼寺跡(下野市)、思川の河岸(河港)推定地や規模の大きな古墳が点在するなど、半径にして4~5キロ以内に、東国でありながら下野国が繁栄したことを物語ります。
歴史探訪にあわせて訪れるにはよいところです。
下野国庁跡 前殿復元のビデオを見せていただきました。
あの地味な遺跡調査の結果、こういう復元という形になるのですね。
携わった方々の熱意のたまものでしょう 感動です。
名前 |
下野国庁(国府)跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0282-27-8900 |
住所 |
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営業時間 |
[水木金土日] 9:30~16:30 [月火] 定休日 |
関連サイト |
https://www.tochigi-kankou.or.jp/spot/shimotsuke-kokuchouato |
評価 |
3.6 |
北側の資料館で話を伺ってから見ると感慨もひとしおです。