名前 |
楠葉牧 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.6 |
楠葉の御牧の土器造り 土器は造れど女の貌ぞよき あな美しやな「梁塵秘抄」 平安時代に楠葉郷に置かれた摂関家領楠葉牧は、馬の飼育やまぐさの提供を本務としながら、やがて多くの田畑をかかえる広大な荘園に成長し、碗や鍋などの土器造りもしていました。
「梁塵秘抄」の歌謡は、土器造りの娘が泥を洗い落としたら、きれいな娘に変わったよ、ああ美しいーという意味で素朴な味わいがあります。
楠葉は早くから交通の要衝として開けた地域で「古事記」「日本書記」には地名由来をはじめ、楠葉渡し、継体天皇樟葉宮などの記述があります。
奈良時代には、楠葉駅、楠葉布施屋久修園院が知られ、平安・鎌倉時代になると、諸国から物と人が集まり、小都市を形成するほどの賑わいをみせたといわれています。