室町殿(花の御所)の貴重な遺構です。
室町殿(花の御所)の貴重な遺構です。
寒梅館建設時に発見された「花の御所」の石敷き遺構を見ることができます。
「これだけか?」と言ってしまっては身も蓋もないですが、室町時代の遺構そのものが貴重なので良しとしましょうか。
ちなみにガラス越しなので、写真は綺麗に撮れません。
その名が示すとおり、室町時代(正確には第3代将軍の義満~応仁文明の乱or明応の変頃まで)あるいは室町幕府の名称起源となった場所。
ただし三代義満が当初創建した『花の御所=室町殿』ではなく、十二代義晴が再建した室町殿の遺構との由。
応仁文明の乱から半世紀近く経った時代のことで、この時代になると往時の室町殿(将軍)の権勢は見る影もなく、臣下である管領細川氏の分裂内紛に巻き込まれ、京都に留まって政権を執ることもままならず、度重なる政変・合戦の度ごとに近江や畿内を逃げ回るのが実情でした。
(確か足利義晴も最期は近江で生涯を終えたはず)そのような情勢の時期なので、この地に将軍の居館を築いていたのが意外に感じられました。
幕府の面影残る数少ない遺構。
名前 |
室町殿石敷遺構 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
評価 |
3.8 |
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大学の敷地内にあるので入りにくい。