境内に祀られている絹笠大神について調べてみると、養蚕信仰 蚕を育てて繭をとる養蚕は常に二重の脅威に晒されている。
一つは蚕に対するもので、蚕は温度と湿度の影響を受けやすく、さまざまな病気が発生する。
また、鼠の害も大きかった。
もう一つは蚕の唯一の餌である桑(現在は人工飼料がある)に対するもので、桑は霜害、風害、雹害など天候の影響をもろに受ける。
霜害によって桑の葉が全滅すれば、人工飼料のなかった時代、蚕を生きたまま捨てざるを得なかった。
養蚕農家にとって、蚕が不作か豊作かは死活問題であるが、養蚕は天候をはじめとして人事の及ばないこと多く、いきおい神仏頼みとなる。
養蚕にはさまざまな俗信や民間信仰が見られた。
前橋辺りでは蚕神のことを主にオシラ様と呼んでいるが、オシラ様は蚕影様であったり、絹笠(衣笠)様であったりする。
古くから養蚕の盛んな群馬県だが、どういうわけか蚕神を祀る大社はない。
代わりに稲荷神社や諏訪神社、雷電神社などが蚕神として信仰されていた。
蚕影様や絹笠様の小祠や石碑が各地の神社の境内などに見られる。
とありました。
このあたりに住んでいた人たちの苦労や願い、祈りの気持ちが伝わってくるようですね。
名前 |
熊野神社 |
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ジャンル |
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電話番号 |
027-268-0276 |
住所 |
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評価 |
3.4 |
可愛い狛犬がいます。