西大寺境内にあり、拝観料が必要です。
もとは西大寺創建の端緒となった称徳天皇誓願の四天王立像をまつる仏堂であるが、亀山上皇院宣によって、京都白河の法勝寺十一面堂院の本尊・十一面観音立像が1289年、客仏本尊として西大寺四王堂に移されたため、観音堂とも称する。
十一面観音像は、平安後期の作で、国指定重要文化財。
四天王立像は、もともと称徳天皇発願で作られたものだが、現存するのは足元の邪鬼のみとなっている。
持国天・増長天・広目天像が鎌倉期作と推定される銅造、多聞天像が室町期作と推定される木造で、これらも国指定重要文化財。
寄棟造りの建物は1674年の再建で、身舎の四周に裳階をめぐらした二層風となっている。
21/06/27、『ロータスロード』を巡った時、入堂しなかったが、翌朝、ロータスロードの参拝券で西大寺本堂に入堂できることを知り、西大寺を再度参拝した。
このとき、それならばと四王堂にも入堂した。
ご本尊の十一面観音は、大きな仏さんで確かに長谷寺本尊のように上から見られている感じがした。
一方、四天王立像は、邪鬼に興味がありそちらばかりを拝見したが、四天王の部分と明らかに異なった肌目で歴史が感じられた。
写真撮影禁止なので、目に焼き付けて帰ろう!昨日咲いていた蓮が今日もきれいに開いていたが、蓮は三日しか持たないので、そろそろ散ってしまうのかなあ。
(17/09/21)十一面観音御朱印をいただきました。
諸堂拝観共通券本堂・愛染堂・四王堂・聚宝館の四堂で一人1,000円聚宝館を除く三堂の場合は一人800円有料駐車場(300円)あり。
西大寺境内にあり、拝観料が必要です。
内陣には十一面観音と四天王の像が安置されており荘厳な雰囲気です。
拝観料分の価値は十分にあると思います。
四王堂。
四王院や四王金堂とも呼ばれています。
本尊は巨大な十一面観世音菩薩立像です。
この観音像は長谷寺の本尊を見習っているとのことですが、頼もしい感じのする姿です。
左右に等身大の大変重厚な感じのする四天王像があります。
増長天が踏みつける邪気だけが天平時代のもので、他はすべて後世に再興されたものの様ですが、素晴らしいです。
また、小さいながらも非常に迫力のある不動明王立像があります。
西大寺でいちばん見ごたえのあるお堂と思います。
(17/09/21)十一面観音御朱印をいただきました。
諸堂拝観共通券本堂・愛染堂・四王堂・聚宝館の四堂で一人1,000円聚宝館を除く三堂の場合は一人800円有料駐車場(300円)あり。
四王堂は延宝2年(1674)の再建だそうです。
御本尊は長谷寺式の十一面観音立像です。
お祀りされている四天王像の増長天像が踏まえている邪鬼は創建当初、天平時代のものだそうです。
名前 |
四王堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.4 |
西大寺は境内散策はフリーでしたが、2022年4月から入山制限され、「共通拝観券」(800円)で四王堂、本堂、愛染堂を拝観できるようになりました。
東門を入ってすぐ右手の四王堂から参拝するとよいでしょう。
本尊十一面観音立像、四天王像が安置されています。
四天王に踏みつけられている邪鬼は、創建当時の唯一の作。
コミカルな作風で一見の価値があります。
本堂には西大寺の本尊・木造釈迦如来立像が安置されています。
鎌倉時代前期の善慶作で「清凉寺式釈迦如来像」の代表作と言われています。
清凉寺式は西大寺と関係が深い鎌倉の極楽寺にもあります。
愛染堂では、国宝の叡尊(興正菩薩)坐像もお見逃しなく。