鍛冶足集落の山裾にある北沢山願応寺は、地蔵堂です。
このお堂の本尊は地蔵尊です。
江戸時代の18世紀後半に仏師隼人守共栄がつくった木製の地蔵尊像(高さ45cmほど)が残されているそうです。
ここは鍛冶足地蔵堂と呼ばれるようですが、そうするとこのお堂を統括する寺院があったはずで、それが北沢山願応寺ということなのでしょう。
江戸時代には、このお堂のほかに庫裏そのほかの建物があったらしいのですが、明治維新の廃仏毀釈政策で取り壊されてしまったといいます。
お堂の周囲にはかなり広い墓地がありますが、そこが寺院の境内だったのでしょう。
こういうお堂を建てる風習は室町頃に盛んだったので、願応寺はその頃の創建でしょうか。
もちろん、現存のお堂はずっと後の時代のものと見られますが。
名前 |
願応寺 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
3.3 |
静な、所でした。