三好の道のそばにあります。
北条神社から谷沿いの道への入り口に祀られている石碑群の中央に「辨財天龍王」と刻まれた自然石の石碑を拝することができました。
両側に燈籠や供養塔の残欠、そして山ノ神が祀られており、ここがかつて飯盛城本丸への最短ルートとして利用された北条古道の入り口であることを示しています。
現在、ハイキング道として利用されるのは、この入り口手前から北側尾根筋の砦跡を三ヶ所通過するルートで、飯盛山の山頂展望台のある場所から北へ50mの地点に登りつくことができます。
北条古道とは、山ノ神を経て宮川谷を遡り、右手に民家への分岐を見送ると最初の砂防堰堤を越えます。
ほどなく沢を右岸へ渡河して尾根道へ取り付くと、落ち葉の降り積もった味わい深い古道となり、飯盛城の砦もしくは曲輪跡を見て雨乞紀念碑の立つ尾根先から、やがて竹林の中の廃墟跡を通過、再び明るい尾根道に戻ると明瞭な堀切跡に出くわします。
ここを通過するとまもなくでかつての千畳敷郭の広大な平坦地となり、現在はFM大阪送信所前近くの広場として知られます。
一帯は春先になると植樹された桜が美しく咲き、多くのハイカーで賑わう場所です。
かつては大勢の武将たちが鎧甲冑を身につけ、山道を踏み固めた歴史に思いを馳せるのも一興でしょう。
※夏場は蜂、虻、ヤブ蚊などの虫対策や、マムシなどに注意してください。
単独ではなく慣れた方と複数で歩かれることをおススメします。
名前 |
辨財天龍王 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
3.5 |
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三好の道のそばにあります。