客船火災にしてはネット上に何の情報も無いという。
プリアムーリエ号火災事故犠牲者追悼の碑 / / .
客船火災にしてはネット上に何の情報も無いという。
この碑石は、昭和63年5月18日未明に中央突堤北岸壁で発生した、ソ連(当時)船籍の客船「プリエムーリア号」火災事故により亡くなられた11名の犠牲者を追悼するために建立しました。
碑石にあるオブジェは、平成3年にご遺族が製作され、これまで築港高野山釈迦院で安置されてきましたが、傷みが激しくなったため、事故現場に近い此の地へ追悼の碑として移設されました。
時 (昭和63年)1988年5月18日未明。
場所 大阪港中央突堤北岸壁。
停泊していたソ連の客船「プリアムーリエ号」の船室から突然出火する。
それはすぐに猛火になり、猛煙、黒煙が空高く上がった。
逃げまどう乗客たち。
あるものは海に飛び込み、あるものは必死でタラップを駆け降りた。
そして11名が死亡、負傷者は35名。
犠牲者はソ連の若者だった。
それから3年後、遺族のひとりから一体のブロンズ像が送られてくる。
両手を空にわずかにあげた女性のブロンズ像だった。
この追悼碑のすぐ向こうに北岸壁が見える。
今も生きていればと、訪れた遺族の方々は胸が熱くなったに違いない。
追悼碑と北岸壁はなにも言わずただ静かに沈黙しているだけだ。
合掌。
名前 |
プリアムーリエ号火災事故犠牲者追悼の碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
駐車場の片隅にひっそりと設置されている追悼碑。