名前 |
ちんちく掘の竹 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
大西、地行、鳥飼、春吉など下級武士の宅地のまわりに、ちん竹の生け垣がありました。
そのため、そこに住む人たちは「ちんちく殿」とあだ名されていたといいます。
チンチクは、「珍竹」「沈竹」などと書かれましたが、「蓬莱竹」のことで、中国南部地方が原産、中国では「鳳尾竹」とよばれています。
その名の通り、鳳凰の尾のように、節から多数のしなやかな枝を出し、葉は互生叢状を呈しています。
またこの竹は鉄砲の火縄の材料となることから、南は沖縄から北は駿河あたりまで諸国で、この竹を植えることが奨励されました。