名前 |
穀丁神明社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
切妻平入り鰹木の跳ねるオーソドックスな神明造だが、テイストがどことなく旧南部藩内の神明造のそれに近い、例えばむつ市の田名部神社とか。
社殿が小さめな分、平入の向拝部分のインパクトが強く、趣きが土崎神明社あたりとは随分異なり、アンバランスかつコミカルで見ていて楽しい。
以前の社殿は砂に埋もれてしまった様で再建して間もないらしく、狛犬さんらも産まれたての元気な姿を見せてくれている。
以下転載。
神明社の創建は不詳である。
最初に建立した場所と現在の位置とは全く異ったものと思われる。
それは元禄3年頃の穀丁、相染方面の恐ろしい砂飛びのため、砂埋れになって社殿が失われてしまったが、「花立元屋敷」の内にあったことは間違いなかろうと思われる。
「該神社は、元禄三年中、砂埋に相成り、仍て安永五年、相染新田に遷座すと言う。
」 -羽陰温故誌より-当社は、花立村の住民が久保田に移らなかったころ、すなわち秋田城之介時代の住民が、(或は秋田城之介の家臣によって)創建されたということに間違いはないだろうと思われる。