片男波、冷水浦は絶景でした。
重文の本堂に重文の石造地蔵菩薩坐像が本尊として安置される。
高さ3メートル余りの大きな地蔵尊で、なんと台座を除いた本体と光背を大石一つで彫り上げている。
1323年に造刻されており誕生してから700年を迎えようとしている。
優しい表情のお地蔵さんで悩める者を温かく迎えてくれそうである。
当寺は近くに藤白峠が控えることから「峠の地蔵」と呼ばれ、真言宗から現在は天台宗に改宗している。
本堂は建築様式から室町中期の建立とされている。
居住世帯の少なくなった集落内にあり、本堂内も一般には公開されておらず、普段は静寂に包まれているのだろう。
立派な地蔵が忘れられた存在のように思え、心なしかその表情に寂しさを感じた。
これがまたいいんやろね。
熊野古道の藤白塔下王子があり、直ぐ上に御所の芝がある。
海南市街地やマリーナシティを見下ろせる。
晴れた日に近くの百景から望む琴ヶ浜、片男波、冷水浦は絶景でした。
田舎にあるけれど立派なお寺、地域の方々が付近の手入れをなさって居られます。
この場所は軽自動車が1台通れる坂道となり、所々に退避スペースがある程度なので大型車等では大変厳しい道のりとなります。
名前 |
地蔵峰寺 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
扉の穴から覗きました。
すごいね。