何故秋田には文学系資料館ばかりあるのだろうという疑...
市内に住んでいながら、存在を知りませんでした。
郷土文学を展示していて、貴重な生原稿や、当時流行した絵葉書の展示も面白かったです。
知らないでいたことが、非常に悔やまれます。
今日は短歌の会がありました、静かな環境がいいですね、又来月もおねがいします、
地元密着型の文学的です、頑張ってますよ😃
私が入館した時は知らないおじさんにずっと付きまとわれました。
早めに「一人で見たいんで」って言えばよかった。
他に無い情報があります。
勤務して居る人たちの対応が適切。
文学特に秋田の文学者の作品が網羅されています。
また文学の研究の場も2階にあるので様々な人が集い学習会が開けます。
文学の好きな人にはなくてはならない場所です。
作者文学などが見ることができます。
名前 |
あきた文学資料館 |
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ジャンル |
|
電話番号 |
018-884-7760 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.8 |
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ここを訪れた時、私の脳裏に浮かんだのは、何故秋田には文学系資料館ばかりあるのだろうという疑問だった。
というのは、新潮社創業社長出身郡部にある図書館も含め、秋田市立土崎図書館内の「種蒔く人文庫」、秋田大学図書館内の「北方教育史コーナー」と、私が訪れたのはその一部かも知れぬが、文学テーマの図書資料コーナーが目についたからだった。
★私は30代から40代なかばに、当時の勤務先の大学図書館の夏季冬季休暇を活用した個人調査で、秋田県内を徘徊していた。
その目的は、秋田県内知識人達誰彼による会合が産み出した文化・社会運動成果としての、社会貢献活動の実態把握であった。
★それ故、近代史テーマでの文化・社会運動調査は簡単ではなかった。
ただその知識人達に、文学愛好者が多く、有島武郞を呼んでの会合から生まれた所産があったことから、前記のような文学館訪問となったのである。
まだ社会文学という範疇が生まれる前の話。
今のような情報メデイアや、IT社会到来前の話である。
★こうした個人的秋田でのフィールドワークが、その後私が勤務したTK個人資料館研究員時代や、その後の某私立大学非常勤講師時代の、ある人物の社会運動・社会事業展開と密接な拘わりを有していた。
それ故、秋田との縁が続いたのである。
★この文学資料館で、秋田の文学風土は読めても、それを生み出した社会及び歴史情報は、どれくらい読み通せるのだろうか。
★私は新渡戸稲造を伝える仕事で岩手を数回訪れた。
その時、宮沢賢治、石川啄木各記念館、現代詩歌文学館を訪れたが、殊に印象に残っているのは盛岡先人記念館だった。
岩手の先人達を殆どカバーしていたが、閑古鳥が鳴き閑散としていたゆえに運用上の問題は感じていた。
★それを秋田の事例と比較することが多かった。
生前よりも死後有名になった感じで眺めた宮沢賢治記念館の盛況振り。
秋田にはこれと似た個人資料館は思い浮かばなかった。
更に、秋田県立博物館の「秋田の先覚」展示と、盛岡先人記念館を規模の違いを感じつつ、伝え方の違いを感じていた。
★私が言いたいのは、秋田近代史を後世に伝える取り組みに関しては、甚だ僭越だが秋田は文化はつる状況ではなかろうかということ。
★その労は多とするが、秋田近代史研究会は研究レベルの蓄積、秋田大学教育学部近代史講座はアカデミズム研究の間口の狭さもありインパクトは乏しいと言わざるを得ない。
何れも近代史を伝えるには心もとないのではなかろうか。
それ故名も無き民衆が生きた証を伝える、秋田近代史資料館が必要ではなかろうか。
その意味から誇れる「あきた文学資料館」に、発展的活動を期待したいのだが。